4日午前、中国の不動産大手・恒大集団及び傘下の不動産管理会社である恒大物業集団は、香港証券取引所での株式の売買を停止した。香港証券取引所が発表した。理由については明らかにされていない。
巨額の負債を抱える恒大集団は、中国当局の規制強化により資金調達が困難となっている。9月下旬に予定されていた米ドル建て社債の利払いについても公式発表を行っていない。中国経済のみならず世界経済への影響が懸念されている。
中国本土では、恒大集団の資産運用商品を購入した投資家が償還を求めて各地で抗議デモを行うなど、混乱が広がっている。
恒大集団は土地、不動産・住宅物件等を大量に売却すると同時に、大規模な人員削減を行っているという。
(王文亮)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。