米ペロシ下院議長の訪台に対する中国の報復措置をめぐって、米国のトム・ティファニー下院議員は8月25日、中国にビザの発給を停止する法案を提出した。ティファニー氏は、中国の報復に対する対抗措置だとしている。
中国外交部はペロシ氏の訪台を受け、軍や刑事司法、気候変動に関する協力を停止すると発表した。これに対しティファニー氏は、中国が強制送還された犯罪者の受け入れを拒むのであれば「(同国民に)ビザを与え続けることはできない」と声明を発表した。
「外国人犯罪者追放法(ACE法)」の名を冠するこの法案は、米国からの強制送還を拒否する国に対して移民ビザと非移民ビザの発給を一時的に停止するもの。
ティファニー氏は大紀元の姉妹メディア・新唐人テレビの取材に応じ、同法は中国だけではなく「アメリカを外国人犯罪者の投棄場として扱いたいと考えている他の国々も標的にしている」と語った。
ティファニー氏はまた、声明のなかで、中国の指導者は赤裸々な態度を取っていると指摘し、相応の対応を取るようバイデン政権に促した。
(翻訳編集・山中蓮夏、Wenliang Wang)
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