【インフォグラフィック】中国共産党の超限戦とその恐るべき手法

2023/03/04 更新: 2024/01/28

中国共産党はかねてから「戦わずして勝つ」との思想のもと、米国をはじめとする自由主義諸国に非正規戦を仕掛けてきた。世論操作や偽情報、「戦狼外交」などは序の口に過ぎない。旧ソ連から伝承された秘密工作の数々は、中国で出版された書籍『超限戦』のなかで詳しく記述されている。

作戦の肝は、正規軍同士の戦いを避けつつ、戦争に勝利することだ。その具体的な戦術には、敵対国の社会に対する段階的な掌握、経済に対する窃盗、世論の誘導、真実の隠蔽などが含まれている。

包括的な作戦として破壊工作が挙げられる。旧ソ連は破壊工作を用いて「共産主義革命」を拡大し、中国共産党はその「中国版」を輸出しようと試みている。

破壊工作とは、伝統や道徳、宗教など国家の運営に不可欠な要素を破壊することで、国家の主導権を掌握するプロセスを指す。敵対国が混乱に陥ると、新しい形態の政府の樹立を求める民衆が外国勢力の干渉を望むようになる。これこそが破壊工作の究極的な姿だ。

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