米大統領選の共和党候補ロン・デサンティス氏のスーパーPAC(特別政治行動委員会)のトップ・スポークスマンであるスティーブ・コルテス氏は、デサンティス氏が共和党予備選に関する世論調査で「かなり遅れをとって」おり、トランプ前大統領に勝つために「苦しい戦いを強いられている」と語った。
コルテス氏は3日、ツイッターのスペースで「今、全国的な世論調査では、我々はかなり遅れている。苦しい戦いだが、決して勝てない戦いだとは思わない。しかし、特に起訴されて以来、ドナルド・トランプ氏がトップランナーであることは明らかだ。起訴前はそうではなかった」と発言した。
また、コルテス氏は、大統領選に向けた共和党の候補者指名争いではデサンティス氏とトランプ氏 2人の一騎打ちになるとの見解を示した。その上で「最初の4州は非常に重要だが、世論調査では厳しい結果になっている。二桁の差がある。対策を打たなければならない」と語った。
世論調査では、トランプ氏が共和党予備選で大差をつけてリードしている。米エシュロン・インサイツ社が6月に実施した調査では、「共和党予備選でトランプ氏に投票する」と回答した人が49%だったのに対し、デサンティス氏は18%だった。3位のビベック・ラマスワミ氏の支持率は10%で、残りの共和党候補は一桁に留まった。
CBSニュースが6月に発表した世論調査でも「2024年大統領選の共和党予備選が今日実施されれば、誰に投票するか」との問いに、トランプ氏は6割(61%)を獲得し、続くデサンティス氏(23%)を大きく引き離している。
コルテス氏は、デサンティス氏が政治的な「武器化」と非難している前大統領に対する起訴が、トランプ氏の支持率を上げたと述べた。
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