[８日 ロイター] – ２０２４年の米大統領選挙に向けフロリダ州で８日に開催された共和党の第３回候補者討論会で、ニッキー・ヘイリー元国連大使と実業家のビベック・ラマスワミ氏が中国系短編動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」を巡って衝突し、ヘイリー氏が「あなたはくずよ」とののしる場面があった。両候補の不仲が改めてあらわになった。

ラマスワミ氏はＴｉｋＴｏｋの禁止に関する議論で、ヘイリー氏の娘がアプリを使用していたことに触れ、ヘイリー氏に「まず家族の面倒を見たほうがいい」と述べた。

するとヘイリー氏は「私の娘について口を出さないでほしい」「あなたはただのくず」などと反撃した。

ヘイリー氏の息子であるナリン氏によると、ヘイリー氏の娘のＴｉｋＴｏｋアカウントは既に削除されているという。

共和党の候補指名レースでは、トランプ前大統領が首位を走っており、ヘイリー氏とデサンティス・フロリダ州知事が２位争いをしている構図。当初は無名だったラマスワミ氏は一時注目を集めることもあったが、最近では勢いを失っている。