健康・美容 検査頻度を高めるとか、殺菌工程を強化するとか、改善の具体策は?

リコールされたボトル水に「健康上」のリスクなし フィジーウォーター社

2024/05/30 更新: 2024/05/30

全米で約190万本のフィジーウォーターがリコールされた。23日に米国食品医薬品局(FDA)のウェブサイトに掲載された通知で明らかになった。検査でミネラルと3種類のバクテリアが見つかったとされている。会社側は後に「健康や安全にはリスクがない」と発表している。

Natural Waters Viti Limited (NWVL)工場は、約188万本にあたる7万8533ケースのフィジーウォーターをリコールした。FDAによると、5月23日の検査でマンガンと「3つのバクテリア属」が検出されたが、具体的なバクテリアの種類については明らかにされていない。

FDAはこのリコールをクラスIIIに分類している。これは、製品の使用や接触が健康に悪影響を与える可能性が低いことを意味している

数週間前、フィジーウォーター社はSNSでの声明で、リコールの対象となっているフィジーウォーターのロットがアマゾンで販売されたものだと発表した。アマゾンが水についての警告を出した後、フィジーウォーター社は「フィジーウォーターは引き続き安全に購入し、飲用いただけます」と述べている。

同社は「お客様の不満は理解しております」と述べ、アマゾンからの警告は「実際の問題を正確には反映していない」としている。

先週のリコールに関する最新情報に対して、フィジーウォーター社は複数のメディアに、「FDAが発表した分類は数か月前の事案に関連しており、健康や安全にリスクがあったわけではない」と声明を出した。

フィジーウォーター社は声明でこのように述べた。

「影響を受けた製品は1つのディストリビューターを通じてのみ販売され、そのボトルの99%は回収され、残りは返品のため倉庫に保管されている。私たちにとって、フィジーウォーターの安全性と品質を確保することが最優先事項だ。リコールされたフィジーウォーターのロットに含まれるマンガンやバクテリアは、健康や安全にリスクをもたらすものではない。また、フィジーウォーターは定期的なテストを行い、消費者が期待する柔らかく滑らかな味を保証している」

通知によれば、各ケースには24本のボトルが入っており、ケースのUPCコードは6 32565 00004 3、ボトルのコードは6 32565 00001 2だ。製造日は、2023年11月11日、12日、13日、24日、25日である。

フィジーウォーター社は、該当する商品は、2024年2月1日から3月3日までの間に販売されたと発表した。

26日、大紀元はフィジーウォーター社にコメントを求めた。フィジーウォーターの返品方針は、企業の公式サイトに掲載されている。

アメリカ環境保護庁(EPA)によると、マンガンは自然に存在する鉱物で、水、土、空気中に見られる。過剰に摂取すると記憶力、運動技能、集中力に影響を及ぼす健康問題を引き起こす可能性がある。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の公式サイトには、長期間にわたってマンガン濃度が高い水を飲んだ人は、神経系の障害や脳の発達に関する問題など、健康上の問題を経験するリスクがあると記載されている

CDCの報告には「個人によって現れる症状は異なるが、一般的な症状には歩行が遅く不器用になる、言語障害、仮面様顔貌(顔面の筋肉の異常による、仮面をかぶったように表情の変化が少ない顔つき)、手足の震えなどがある。神経系の症状は、マンガンとの接触が止まれば改善することもあるが、多くの場合、症状は曝露後も長年にわたって続くとされている」と書かれている。

にもかかわらず、米国立衛生研究所(NIH)は、マンガンは人体の様々な機能にとって重要なミネラルであり、「必須微量元素」として食品や栄養補助食品に含まれていると説明している。

NIHによると、「マンガンは、マンガンスーパーオキシドジスムターゼ、アルギナーゼ、ピルビン酸カルボキシラーゼなど、多くの酵素の補因子として機能する」。「アミノ酸、コレステロール、グルコース、炭水化物の代謝、活性酸素の消去、骨の生成、生殖機能、免疫反応にも関わっている」という。

NIHの記述には、「マンガンはビタミンKと協力して、血液の凝固と止血のプロセスにも重要な役割を担っている」とある。

 

 

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。
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