中国 人を憎むことを教える国など、消えたほうがよくないか?

蘇州で日本人の母子が刃物で襲われる  中共プロパガンダと関連か

2024/06/28 更新: 2024/06/28

6月24日、中国の蘇州市で、中国人男性によって、日本人の親子が刃物で襲われる事件が発生した。

評論家は、これらの事件が、中共が推し進めている「外国人に対する敵意」のプロパガンダと関連していると指摘している。

事件は6月24日午後4時を過ぎた頃、蘇州市にある日本人学校の北方約1キロメートルの地点で発生した。日本人の親子がスクールバスを待っていたところを、中国人男性によって刃物で刺された。被害に遭った幼い子どもはまだ就学前であり、加害者はその場で止めようとした中国人女性にも刃物を向けた。

時事評論家の唐靖遠氏は「実際、これらの事件は、中共が長年にわたり推進してきた外国人排斥や反西側のプロパガンダと深く関連している。特に、今回の2件の事件は米国と日本が標的であり、近年中共による反米・反日プロパガンダの強化が顕著な対象国だ」と述べた。

蘇州市の警察は、犯人の周某某を現場で逮捕し、彼が最近、他の地域から蘇州に移ってきた無職者であることを公表した。

中共の外交部の報道官は25日に、この事件を「偶発的なもの」と表現した。さらに、最近米国のアイオワ州にあるコーネル大学の4人の教員が、吉林省の公園で中国人男性に刺された事件に関しても、加害者は無職者であり、外交部はこれも「偶発的な事件」との立場を示している。

こうした外交部の態度に対して唐靖遠氏は「中共の外交部の報道官が回答に際して、被害者への見舞いや謝罪、非難の言葉や姿勢を全く示していない。これは、中共がそのような姿勢をもって、実質的には事件の背後で支持や助長、肯定していると解釈できる」との見解を述べた。

一方、林芳正(はやし よしまさ)官房長官は6月25日に、この攻撃事件に対して「遺憾」と述べた。

日本の総領事館は、中共の当局者に詳細な情報の提供を要請している。また、日本の駐北京大使館は、最近中国の公園や学校など人が集まる場所で起きている刃物を使った傷害事件について、安全に関する警告を発している。

 

 

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