7月13日の土曜日、アメリカ前大統領トランプ氏がペンシルベニア州での選挙集会に出席中に襲撃され、弾丸が耳をかすめ飛び、右耳に傷を負った。事件発生から数時間後、トランプ氏は自らの負傷に関する声明を出し、「右耳の上部」に弾丸が当たったと報告した。
トランプ氏はTruth Social上での声明で、「事件が起きた瞬間に何が起こったかを直ちに理解した。その理由は、弾丸が飛ぶ音と銃声を聞いた上で、肌が切り裂かれる感覚をすぐに感じ取ったからだ」と述べた。
トランプ氏は声明を通じて次のように述べた。「ペンシルベニア州バトラーで起きた銃撃事件に対して、迅速な対応を見せたアメリカ合衆国シークレットサービスと、関わった全ての法執行機関に感謝の意を表します。そして、集会で命を落とされた方のご家族、重傷を負われた方のご家族に、心からの哀悼の意を捧げます。我が国でこのような悲劇が起こるとは、信じられません。」
「現在、犯人についての情報は何も分かっていません。犯人は死亡しています。私自身、銃弾によって撃たれ、その銃弾が私の右耳上を貫通した。事件が発生したことは直ちに理解しました。なぜなら、銃弾の飛ぶ音と銃声を聞いた直後に、皮膚が裂ける感覚と共に大量の血が流れ出たため、何が起きたかをその時点で把握していたからです。アメリカに神のご加護を」
アメリカのシークレットサービスの広報責任者であるアンソニー・グリエルミ氏は、現地時間の13日夜9時の声明で、銃を持った犯人がシークレットサービスにより射殺されたこと、そしてこの事件により観客が1名亡くなり、3名が負傷したことを報告した。
トランプ氏の長男は、「先ほど父と電話で話したところ、彼は無事でした」と述べた。
長男はさらに、父がどれほど激しい攻撃に遭遇しても、アメリカを護るための自身の戦いを決してやめないと強調した。
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