今年の9月11日で、9.11同時多発テロ事件から23年を迎え、ワシントン、ニューヨーク、ペンシルベニアなどの多くの場所で、犠牲者を追悼するイベントや追悼式が行われた。

2001年9月11日、テロリストにハイジャックされた飛行機がワシントンの国防総省ペンタゴンに衝突し、一部の構造が損壊・崩壊した。また、別の2機の飛行機がニューヨークの世界貿易センターに突入し、2つのタワーが相次いで崩壊した。さらに、ペンシルベニアの空き地にも1機が墜落し、合計で2977人が不幸にも命を落とした。

厳粛な鐘の音と共に、犠牲者の名前がゆっくりと読み上げられた。2024年9月11日、人々はペンタゴンの外に集まり、23年前の9.11同時多発テロ事件で失われた命を追悼した。

米国防長官オースティン氏は、「私たちは毎日、9.11アルカイダの攻撃を受けて唯一、瓦解を逃れた人が生き残った建物で働いている。毎日、私たちは強い使命感を抱いている」と述べた。

統合参謀本部議長のブラウン大将は次のように述べた。「あの日に命を失った息子、娘、母、父、兄弟姉妹は、決して忘れられることはない」

11日の明け方、ペンタゴンでは大きな米国旗が静かに掲揚され、犠牲者に対する敬意が表された。

ペンタゴンだけでなく、11日にはニューヨークとペンシルベニアでもそれぞれ追悼イベントが行われた。

ニューヨークの世界貿易センターでの犠牲者の家族であるクレイグ・ハナン氏は、「不幸なことに、私の兄弟は間違った時間に、間違った場所に居合わせてしまったが、今日も、そして毎年の9・11も、私にとっては同じ意味を持っている」と言った。

ペンシルベニア州では、バイデン大統領とハリス副大統領が、墜落した93便を記念する国家記念碑の前で花輪を捧げ、墜落した便の40人の乗客と乗員を追悼した。

その後、彼らは長い花崗岩の歩道を進み、そこには他のハイジャックされた飛行機の墜落時間が刻まれている。

9.11事件は米国人の心構えや多くの内政・外交政策を変え、米国はこれにより世界的なテロとの戦いを主導することになった。