トランプ大統領は、2025年3月7日に行政命令に署名し、ホワイトハウス内に、「2026年ワールドカップタスクフォース」を設立した。この作業部会は、アメリカ、カナダ、メキシコが共同開催する2026年FIFAワールドカップの準備作業を担当する。
トランプ大統領とFIFA会長インファンティーノ氏は、同日、ホワイトハウスでタスクフォースの設立を共同発表した。
アメリカは、建国250周年の節目にあたる2026年に、カナダ・メキシコと共にFIFAワールドカップを主催する。
ホワイトハウス役人は、以前、フォックスニュースのデジタルチャンネルで、トランプ氏自身がタスクフォースの議長、副大統領JDヴェンスが副議長を務めると明らかにした。執行ディレクター1名が具体的な管理・監督の日常業務を担当し、作業部会は、選手権準備作業全般を監督して、トランプ政権の内閣や主要政府機関がメンバーとなり、連邦機関と協力して大会の計画・運営・実施を進めると言う。
この大会は世界最大規模の国際スポーツイベントの一つであり、開催都市には約50万人が訪れ、最大4億8千万ドルの経済効果を生み出す可能性があり、地元観光業やホテル業界、中小企業への利益創出も期待されると言う。
北米横断型イベントとして2026年6月に開幕し、20年以上ぶりに複数国で開催するワールドカップとなる。大会には48チームが参加し、全104試合を予定している。
アメリカではシアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ヒューストン、ダラス、カンザスシティ、アトランタ、マイアミ、ボストン、フィラデルフィア、ニューヨークの11都市で試合を行う。カナダはバンクーバーとトロント、メキシコではメキシコシティ、モンテレイ、グアダラハラで試合が開催される予定だ。
決勝戦は2026年7月19日にニューヨーク近郊ニュージャージー州のメットライフスタジアムで開催する。同スタジアムはニューヨーク近郊に位置し、「ニューヨークを代表するスタジアム」と一般的に認識されている。
FIFA、新クラブW杯の賞金総額が10億ドル
FIFAは3月5日、新設されるFIFAクラブワールドカップ2025(Mundial de Clubes FIFA 25)の賞金総額10億ドルを発表した。この大会は、2025年6月15日から7月13日まで米国内で開催し、大陸別王者およびランキング上位チームなど計32クラブが参加する。
3月7日の記者会見でインファンティーノ会長は、新しいクラブW杯のトロフィーを披露した。このトロフィーは一時ホワイトハウスに展示され、大会最終日の7月13日にトランプ大統領自身が、会場へ持参し優勝チームへ授与する予定だ。
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