連合が玉木氏に選択的夫婦別姓の早期実現を求める 党内意見集約へ

2025/04/25 更新: 2025/04/25

24日、選択的夫婦別姓制度の導入を巡り、「連合」の芳野友子会長が、国民民主党の玉木雄一郎代表と会談を行い、早期に制度を実現するよう求めた。

芳野会長は、玉木氏と会談し、必要な法案を提出し成立を目指すよう求める要請書を手渡した。芳野会長は、選択的夫婦別姓の導入に向け各党に働きかけていた。

芳野会長は「政治の責任において、困ってる人たちを助けていくということは、とても大事なことだと」と述べ、玉木代表は「結婚前の氏を使って家庭生活、また仕事を続けたいというニーズにしっかり応えていくことが必要」と答えた。

現在、国民民主党は、選択的夫婦別姓制度の導入を目指す方向で意見集約を進めるが、選択的夫婦別姓の導入について、党内でやや揺らぎが見えると言う。

国民民主は、先の衆議院選挙において、選択的夫婦別姓の導入を公約に掲げていたが、今年に入ると、党代表の玉木雄一郎氏は慎重な姿勢に転じた。

特に4月8日には、保守層にも受け入れられやすい案として、婚姻前の旧姓に法的効力を持たせる制度に言及し、従来の夫婦同姓制度を前提としつつも、個人の多様な生き方に配慮する姿勢を示した。

この方針転換は、党内外の意見や社会的な合意形成を踏まえた現実的な対応だと言う。

エポックタイムズ記者。『時事ノイズカット』の解説員。
関連特集: 国政