ファーウェイ任正非CEOが公の場に姿 「一家で海外逃亡」説の打ち消しか

2026/09/24 更新: 2026/09/24

中国通信機器大手、華為(ファーウェイ)の創業者・任正非氏について、「一家そろって海外へ逃亡した」とする情報が最近、インターネット上で拡散していたが、同氏の次女、姚安娜氏に続き、本人も公の場に姿を見せ、こうした情報を間接的に打ち消したものとみられている。

中国メディア「21世紀経済報道」によると、東風汽車の馮長軍総経理兼党委員会副書記は9月22日、深センを訪れ、任氏やファーウェイ幹部らと会談した。双方は戦略的協力の深化や、製品・技術面での協調とイノベーションなどについて意見交換した。

東風汽車とファーウェイが協力するブランド「奕境」の初モデル「奕境X9」は、9月24日に正式発売される予定だ。

今回、任氏が公の場に姿を見せたことで、一家そろって海外へ逃亡したとの情報を間接的に否定する形となった。

中国共産党(中共)当局による出入境管理の新規則が9月15日に発効する直前、任氏一族が国外へ逃れたとの情報がネット上で急速に拡散した。

当時、ファーウェイ内部のやり取りとされる画像がネット上に出回った。画像の内容によると、ファーウェイの梁華会長が2日間にわたって任氏と連絡が取れず、任氏に何らかの異変が起きた可能性を懸念し、さらにファーウェイ副会長の孟晩舟氏に連絡して状況を確認しようとしたという。

しかし、孟氏を含む十数人の家族についても、同じ時期に連絡が取れなくなったとの情報が伝えられた。

その後、こうした情報はネット上で大きく拡散した。ただし、関連する主張を裏付ける独立した信頼性の高い証拠は確認されておらず、任氏の家族やファーウェイ、中共当局も当初、これらの情報について直ちには反応しなかった。

その後、9月14日には俳優として活動する姚安娜氏が、北京で開催された動画配信サービス「優酷」の人文番組「非遺之城・守護季」の放送日程発表会に出席した。

20日には、姚氏がある撮影現場に姿を見せたとする短い動画もネット上に投稿された。

動画の中で姚氏は、「撮影が終わったので家に帰って休む」と話し、カメラに向かって「デマを信じず、姚先生のデマを広めない」との文字が印刷された白いTシャツを見せた。

任氏はかつて中国軍で技術者を務め、中国共産党員でもある。ファーウェイは長年、中共政府から資金、政策、市場面で強力な支援を受けてきた。

任氏はこれまで、ファーウェイが中共の政治的、あるいは情報活動のための道具であるとの見方を繰り返し否定してきた。一方、国外や複数の政府では、ファーウェイと北京当局が極めて密接な共生・協力関係にあるとの見方が広く存在している。

(責任編集:李恩真)

関連特集: 中国