中国 中国の配達員は何でも屋

「三年二組の李先生、聞こえていますか」いじめ抗議を配達員が代行=中国

2026/11/05 更新: 2026/11/05

中国では、フードデリバリーの配達員は料理を運ぶだけではない。

「タバコを買ってきて」
「ゴミを捨てて」
「伝言をお願い」
時には愛の告白まで頼まれる。

日本ではあまり見かけないが、中国では配達員にこうした雑用を頼むこともある。

そして今回、ある父親が頼んだのは、なんと「我が子のいじめをめぐる教師への抗議」だった。

「三年二組の李先生、聞こえていますか!」

ネット上に広まった動画には、配達員の男性が住宅の前のベンチにもたれ、拡声器を手に教師を名指しで批判する姿が映っている。

「子供が殴られても、やり返してはいけないのか!」
「毎回、謝らせるだけで終わりなのか!」

さらに、「李という名前なのに、まるで道理がわかっていない!」「愚かにもほどがある!」と教師を痛烈に批判した。

「学校に任せてきたのに、何も解決しない。だったら親が動くしかない」と訴え、最後には「これ以上放置するなら、どうなっても知らないぞ」と、脅しとも取れる言葉まで飛び出した。

これでは李先生もたまったものではない。「いじめを放置している先生」として、すっかりご近所の有名人になってしまった李先生。今後どう動くのか。親が狙ったのは、まさにこうした世間の目によるプレッシャーだったのだろう。

食事だけでなく、ついに親の怒りまで届けることになった配達員。何とも驚きの「配達」だが、その背景には、学校の対応に不満を募らせた父親の切実な思いがあった。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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