香港、英紙FT記者のビザ更新拒否 説明求める署名活動に1万5千人参加
香港政府が5日、香港外国人記者グラブ(FCC)副会長を務める英紙フィナンシャル・タイムズのビクター・マレット記者(58)の査証(ビザ)更新を拒否した問題で、FCCや香港記者協会など6つの報道関連団体がこのほど共同で、香港の林鄭月娥・特別行政区行政長官に対して理由の説明を求める書簡への署名活動を行った。中国当局の影響力が拡大する香港では、報道の自由が懸念されている。
中国、米記者のビザ更新を拒否 ウイグル問題報道で
米ニュースサイト・バズフィードのメーガ・ラジャゴパラン(Megha Rajagopalan)中国支社長は22日、自身のツィッターで、今年5月に中国外交部(外務省)に記者ビザの更新を拒否されたため、国外退去を余儀なくされたと明かした。同氏がこれまで、中国の人権問題や新疆ウィグル自治区関連を中心に報道活動を展開した。当局がビザ発給を拒んだのは、同氏への報復措置だとみられる。