【党文化の解体】第3章(1)
目次1.宣伝機関総動員で党文化を押し広める 1) 政治運動の時期と平常の時期 (1) 政治運動を利用して党文化を押し広める (2) 平常の時期では中共中央宣伝部が主導する
【党文化の解体】第2章(25)「実証科学の限界性」
8)実証科学の限界性 現代科学はすでに、人類生活のほとんどの領域に浸透している。これによって、中共はたやすく現代科学を利用して人々に硬直した思考方式を押し付けることができ
【党文化の解体】第2章(24)「実証科学は宇宙の法則を探求する唯一の方式ではない」
7)実証科学は宇宙の法則を探求する唯一の方式ではない 1994年3月1日、秦始皇陵の兵馬傭の二号坑が正式に発掘され始めた。考古学者たちは、二号坑の中から大量の青銅剣を発見し
【党文化の解体】第2章(23)「神に対する信仰は、科学研究の妨げにはならない」
科学者の神に対する信仰は、科学研究の妨げにはならない 前中共総書記・江沢民は訪米した際、当時の米大統領クリントン氏に、「米国では科学がこんなに発達しているのに、なぜまだ
【党文化の解体】第2章(22)「科学を無視し、マルクス主義を信奉」
中共は「科学」を無視し、自然に反するマルクス主義を信奉 中共は科学の擁護者に扮し、その上、政府御用の「反偽科学」の専門家を養成し、巨額の資金を投じて大々的に「迷信と偽科
【党文化の解体】第2章 (21) 「現代科学の宣揚は、信仰の自由を抑圧するため」
中共政権が誕生したばかりの時から、中共は絶えず全国規模で、いわゆる 「封建的な迷信を打破する」運動を展開してきた。近年は、さらに「科学を尊ぶ」というスローガンを付け加えた。ここ数十年来、学校の教材は中共が制定した教学綱領に従って編集され、教科書の内容は中共の「社会発展史」や「唯物弁証法」の論拠となり、中共の理論宣伝と矛盾が生じないように編集された。
【党文化の解体】第2章(20)「進化論を注入した報い」
中共が進化論を注入した目的と無神論を普及した目的は同じものだ。進化論の観点からすると、人は自然界で勝手にできたものであり、人の誕生にも存在にも何の目的もない。このようにして、神に対する一切の信仰は「虚無にして根拠のないもの」となった。
【党文化の解体】第2章(19)「進化論の局限性」
進化論の論理から言えば、人類は原始の水生動物から次第に両生類、爬虫類、哺乳類に進化し、さらに猿に進化したのち、現在の人類に進化してきたとしている。この過程には数億年が必要であった。
【党文化の解体】第2章(18)「進化論は確率的にありえない」
ダーウィンの時代は、近代西洋科学が基礎作りの段階にあったので、生命現象に対する認識がとても浅かった。当時の人々は、家畜の雑種への変異現象を見て、生物の種もこのように他の種に変わることがあり、それを進化だと考えた。
【党文化の解体】第2章(17)「進化論の脆弱な論理的基礎」
1859年、ダーウィンは『種の起源』で、一握りのとりとめのない事例を根拠にして、唐突的に生物の進化という仮説を提言した。すなわち、今日の複雑な生物界は簡単な原始生物から一歩ずつ進化して来たというものだ。
【党文化の解体】第2章(16)「進化論の注入は、無神論と闘争哲学の普及のため」
1968年夏、ウィリアム・マイスターというアメリカのアマチュア化石専門家が、三葉虫で有名なユタ州近郊のアンテロープ・スプリングで化石を発掘した。それは、驚くべきことに一匹の三葉虫を踏み潰した靴の足跡の化石だったのである。
【党文化の解体】第2章(15)「調和と共存に回帰する道」
2005年、「狼文化」が全国を風靡した。狼文化ブームで出版された『狼魂』の中に次のような一節がある。「オオカミのやりかたをまねなければ駄目なのか?だめだ。
【党文化の解体】第2章(14)「政治闘争の中での洗脳教育」
中共は闘争哲学に頼って政権を奪った後も、この哲学で統治を維持してきた。中共が次々に発動した政治闘争の中で、国民の闘争の思想は次第に強化された。その結果、もともと中庸の道を尊重し、和を大切にしてきた中華民族は、闘争を日常生活の一部分と見なし、人と人との間に満ちた不信感を社会常態と見なし、人々の間の争い、騙しあいを競争社会での生存手段と見なすようになった。
【党文化の解体】第2章(13)「中共が闘争思想を注入する目的」
ジョージ・オーウェルの名作 『動物農場』では、動物が人類の「搾取」に耐えることができず、革命を起こす。結局人を追い出して動物自身が主人である「動物農場」を作った。動物を従えて「革命」を起こしたリーダーの豚たちは、しばらくして独占的に牛乳を飲み、りんごを食べることができる特権を得た。
【党文化の解体】第2章(12)「闘争思想の邪説を注入」
2005年、中共軍少将朱成虎は、香港での西側記者との記者会見でかつてこう言ったことがある。「一旦米中が開戦したら、中国は西安よりも東の都市をすべて犠牲にする用意がある。当然、米国側も100~200個の都市を犠牲にすることを覚悟しておかなければならない。
【党文化の解体】第2章(11)「財産をもって道徳を量る重要な根拠とする」
中国正史の初章を飾る 『五帝本紀』には、五帝の徳行とその徳行に対する一般民衆の述懐と尊敬が記載されている。そのような徳行は深く人の心に入り込み、数千年にわたって伝えられ、漢民族の土地から少数民族の地区とその他の国へと流入した。
【党文化の解体】第2章(10)「柔順さと忍耐を批判する」
「柔順貞正は、君子の行うところなり」。易経の坤の卦では大地を描いている。大地には「柔順」の徳がある。この種の柔順さは、決して原則なしに外圧に堪えるのではなく、天道に順応して行うものだ。
【党文化の解体】第2章(9)「天に対する畏敬を批判する」
「天の運行は健やかにして、君子もって自ら強めて休まず」「地の勢いは坤なり、君子もって徳を厚くして物を載せる」。易経の冒頭にある二つの卦には、中国人の天地に対する態度が現れている。君子は、天道に従ってこそ自ら強くして休まず、従順で深く厚い道徳をもって万物を承り載せるというものだ。
【党文化の解体】第2章(8)「宗教自由の虚像を作り上げる」
中国のいわゆる「宗教自由」は、偽りの自由であり、その自由には一つの前提条件がある。つまり共産党の指導を受けなければいけない。簡単に言えば、線香を立てて拝んだり、教会に行って懺悔したりすることは自由にできるが、もし、その信仰が共産党の原則や方針と衝突が生じたら、無条件に共産党に服従しなければならないということである。
【党文化の解体】第2章(7)「内部から宗教を批判する」
五十年代、中共は自らが完全に掌握できる佛教協会と道教協会を設立して、自分の代理人に協会の要職を占めさせて、事実上中共に付属する「民主党派」のような政治組織を作り上げた。
【党文化の解体】第2章(6) 「宗教を世俗化する」
佛教では「佛、法、僧」を三宝とする。その中の「法」は即ち佛経である。中共は佛の存在を否定し、大徳の高僧を弾圧、迫害するだけでなく、経典に対する破壊が陰湿な手段で行なわれた。
【党文化の解体】第2章(5) 「修行の物質環境を破壊する」
もしも、出家者が世間の偏見を気にせず、修行を続けようとすれば、中共は修行者の糧道を断つことにした。
【党文化の解体】第2章(4) 「神佛の存在を否定する」
老子の思想は孔子によって「雲の中の龍」と考えられ、今日の西方学界によっても老子の思想は依然高く評価されている。「福には災難が付き添い、災難に福が潜む」、「千里の道は、一歩から始まる」等の『道徳経』に見られる箴言は今に至るも影響力を保っている。
【党文化の解体】第2章(3) 「知識人を批判する」
『左伝』いわく、「最も上等なことは社会のために良い道徳基準を立てることであり、その次は国のために軍功を立て、さらにその次は後世のために優秀な文学作品を残すことである。時間が経っても廃れることがなく、これを不朽という」。
【党文化の解体】第2章(2) 「孔子を批判する」
中国の儒家は「仁」と「義」を尊び、孔子は「義を見てせざるは、勇なきなり」と講じ、また「志士は仁の人、仁を害して生を求めず、その身を殺して仁をなす」とも講じた。儒家の天命観は広く知られており、『論語』で「死生に命あり、富貴は天にあり」と説き、『中庸』開篇では「天命これを性という」と講じ、人の根本特性は天の命じるところであるとした。
【党文化の解体】第2章(1)
政治学習や思想改造というものは、中国人なら誰もが多少なりとも経験したことがあるはずだ。
【党文化の解体】第1章(5)「共産主義指導者の偉大さを宣伝する」
無神論と唯物論という党文化の二大基礎理論を確立した後、全面的に神伝文化を否定することを通して、党文化の体系は「万事を備え、ただ東風を欠くだけ」となった。
【党文化の解体】第1章(4)「伝統文化を否定する」
≪序≫で述べたように、中国の伝統文化は一種の半神文化、すなわち神伝文化である。それは、中華文化のさまざまな面に反映され、民間生活の中にも深く根付いていた。中国人は社会倫理を一種の信仰とし、忠孝仁義を、道徳の上下、品徳の高低を評価する最も重要な基準とした。
【党文化の解体】第1章(3)「唯物論を宣伝する」
無神論は、党文化の基礎として、人々の神に対する正しい信仰を破壊し、それによって中共はほしいままに振舞えるようになった。
【党文化の解体】第1章(2)「無神論を宣伝する」
数千年来の人類の歴史は、多種多様な文化体系を形成し、その社会制度体系とともに共存してきた。