まるで天安門事件の再来 香港警察が理工大学を包囲した理由
11月17日以降、香港理工大学では警察と学生や抗議者らが激しく衝突した。警察当局は大学周辺の道路を封鎖し、学生らに投降させるようと催涙弾やゴム弾だけではなく、音波砲や音響閃光弾(スタングレネード)などの兵器も使用した。これに対して、学生らはブロックや火炎瓶を投げて抵抗した。18日未明、同大キャンパス内は火の海と化した。1989年天安門事件で中国軍が学生らを武力鎮圧した当時が彷彿とさせた。
香港理工大、200人ほど依然残る 市民10万人が救出大作戦
香港警察は18日、デモ隊を取り締まるために香港理工大学を包囲した。多くの市民は同日夜、大学構内に閉じ込められた学生や抗議者を助けようとして大学周辺に集まった。市民が「人の鎖」を作ってリレーで食品や水などを学生に提供しようとした。またバイクなどを使って一部の学生の構内からの脱出を手助けした。同大の学生会会長によると、19日朝大学内にまだ200~300人がいる。