中国保険監督トップ失脚、習政権 金融界の粛正を強化

中国共産党中央紀律検査委員会は9日、「厳重な規律違反」として保険監督管理委員会(保監会)の主席と党委員会書記を務める項俊波氏を調査中と発表した。閣僚級の項氏が事実上失脚した。習近平政権は今後、規制当局を含む金融界全体に対して、反腐敗の摘発をいっそう強めるとみられる。
2017/04/12

中国投資家、株価操作で懲役5年半

中国青島中級人民法院(地裁)はこのほど、インサイダー取引と株価操作の容疑で起訴された投資家で、ヘッジファンド「澤熙投資」創業者の徐翔氏に対して、懲役5年半と罰金処分と一審判決を言い渡した。中国当局は2015年6月に起きた株価大暴落後、徐氏と他の関係者によるインサイダー取引の大暴落との関連性を調査し、16年4月29日正式に逮捕した。
2017/01/25

中国政府系シンクタンク、「6月の株暴落は国難に便乗」と関係者を批判

 中国政府系シンクタンクは最近の報告書で、昨年6月以降起きた株価大暴落について「内部情報を把握していた一部の政府機関責任者とマーケットメーカー(値決め業者)は、国難に便乗して儲けようとし、国家の資産信用に大きな損害をもたらした」と強く非難していたことが明らかになった。当局の公式研究報告として、暴落に関与した官員を直接に批判したのは初めて。
2016/10/24