誰に皇位を継承するのか?
南宋が成立して間もない頃、高宗趙構の一人息子が若くして亡くなってしまい、また彼の属していた太宗家系の多くも「靖康の変」で金国に捕らえられてしまったのでした。そのため彼は、「王位を誰に継承するか」という問題に悩まされることになったのです。
【漢詩の楽しみ】暮 春(ぼしゅん)
免職のうちの一つは、困窮する農民に独断で官有米を放出した罪による。陸游とは、そんな痛快な人物であった。
【漢詩の楽しみ】劍門道中遇微雨(剣門の道中にて微雨に遇う)
詩に云う。私の衣は、旅のほこりと酒のしみが混じって汚れている。そんな長旅のどこにいても、私の魂は激しく揺れていた。この私は、いったい詩人になるべき人間なのかどうか。それを思いながら、細やかな雨のなか、驢馬に乗って剣門に入っていく。