【歌の手帳】夏山の
夏山の夕下風の涼しさに楢の木陰のたたま憂きかな
【歌の手帳】夕立の空
よられつる野もせの草のかげろひて涼しくくもる夕立の空
【歌の手帳】世捨て人の願い
願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ
【紀元曙光】2020年2月15日
願わくは花の下にて春死なん、その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)のころ。
【紀元曙光】2020年1月14日
寂しさにたえたる人のまたもあれな庵ならべん冬の山里(新古今)
【漢詩の楽しみ】山中問答(さんちゅうもんどう)
李白(701~762)53歳ごろの作。山中問答とはいうが、要するにそのような設定で詠じた詩なのであって、本当に作者が山中で誰かに会って問答したのではない。
【漢詩の楽しみ】 暮 立(暮に立つ)
【大紀元日本12月3日】黄昏独立佛堂前満地槐花満樹蝉大抵四時心総苦就中腸断是秋天 黄昏(こうこん)に独(ひと)り立つ、佛堂の前。地に満つるは槐花(かいか)、樹に満つるは蝉。大抵(たいてい)四時(しじ)