人権派弁護士王全璋氏、709事件後メディア初登場 「一度も後悔していない」
2015年の弁護士一斉拘束事件で逮捕された人権派弁護士・王全璋氏(44)は4月5日に釈放された後、妻と息子が住む北京に戻れず、故郷の山東済南市の自宅で軟禁されている。王氏は20日、香港のケーブルテレビ、有線電視の取材を受け、約5年ぶりにメディアに登場した。
中国、人権活動家に懲役8年、「709事件」弁護士の消息は不明
中国の天津市第二中級人民法院(地裁)は26日、「国家政権転覆罪」に問われた人権活動家の呉淦氏(44)に対して懲役8年、公民権はく奪5年の判決を言い渡した。2015年7月9日以降、中国当局が行った人権派弁護士の一斉拘束、いわゆる709事件を含む権利擁護活動家への取り締まり中で、言い渡された判決として最も重い刑となった。
危機一髪 中国人権派弁護士の家族の国外脱出 「トランプ大統領が救出を指示」
中国で2年前に人権派弁護士らが一斉に逮捕された「709事件」。そのうちの1人の妻はこのほど、 AP通信の取材で2人の娘と連れてタイに脱出する経過、中国に強制送還される間際に米国大使館に救出される一部始終を語った。
中国人権弁護士大規模逮捕事件 拷問証言多数 調査求める
2015年7月9日から2カ月間で中国各地で人権弁護士や人権活動家など約320人がたて続けて勾留・逮捕され、国際社会も注目した「709事件」。この事件に絡んで、収容施設で不明薬物を強制に摂取させられるなど拷問や虐待を受けたという関係者の証言があいつぎ、14日、130人の弁護士からなる「中国人権弁護団」が全国人民代表大会への公開状を発表し、実態を公正に調査すること、結果を公表することを求めた。
中国当局、拘束の人権派弁護士を拷問 市民らSNSで抗議
中国当局が2015年7月9日に行った人権派弁護士の一斉拘束で、囚われている弁護士・謝陽氏が当局から残酷な拷問や虐待を受けていることがこのほど分かった。中国の一部の市民は微信や微博などの交流サイト(SNS)で、当局に対して抗議活動を行い、謝氏の早期解放を呼び掛けた。