少林寺の僧侶たち
佛教の僧侶は、平和、静穏、慈悲の象徴です。また、肉を食べ、棍棒を用いた戦(いくさ)の達人でもあります。まさかって? 少林寺の僧侶に限っては、そうなのです。
誤解3:中国はカンフーなどの技が凄い
「上士は道を見て、下士は器をみる」三千年前の『易経』に記された言葉です。中国のカンフーといえば、ブルース・リー、カンフー・パンダなどを連想しがちです。しかし実際は、優れた武術は闘いのためではなく、精神修養のために用いられました。武道の一部を成す修業が、今日知られる奇跡的な話を生み出してきたのです。
中華武術の精華 少林拳
中華武術の起源は漢王朝に遡る。その時代の人々は自衛も含めた戦(いくさ)の為に武術を練習していた。現在、中華武術の流派は多種多様になり、それぞれが自らの流派の起源に関する逸話をも