日本大紀元初の日本語『九評』シンポジウム

2005/04/03 更新: 2005/04/03

【大紀元4月2日】(東京=原明、呉麗麗)大紀元連載社説『九評共産党』は強烈な衝撃をもたらし、さらに脱党の大潮流も日本社会を根底から揺さぶりをかけている。

3月31日夜、東京南大塚の社会教育会館で、日本大紀元時報は第4回『九評共産党』シンポジウムを開いた。今回は初めての日本語によるシンポジウムで、中国共産党の邪悪な本質を九評の角度から暴き出し、反国家分裂法の真意を探った。

パネリストとして、日本の国会議員や地方議員、大学教授、台湾関係団体、中国共産党脱党サービスセンター、日本在住の中国民主運動関係者などが招かれ、日本のメディアや大学生なども来場した。

会議の発言者は、今回の中国共産党の全国人民代表大会が”反国家分裂法”を採択し、全世界の注目を浴び、中国共産党の”保先”(「保持共産党員先進性教育活動」の略で、脱党を阻止する)運動がかえって本質の焦点を大きくしている。

中国は現在、毎日2万人以上が脱党し、実際に、中国共産党は唾棄されながらその終焉を迎えている。

大紀元編集部の張本真記者がシンポジウムを司会した。

九評のビデオを見る参加者

シンポジウムでは冒頭、新唐人テレビ制作『九評・第7評:中国共産党による殺人の歴史』のビデオを上映。

中国共産党は政権を打ち立ててから50年余りの間、8000万の中国人を殺害した血なまぐさい映像で、来場者を驚かせた。

大紀元代表、北島氏

上映後、まず大紀元を代表して北島満氏は、歓迎のあいさつの中で次のように述べた。

九評がもたらした脱党の大潮流に対して、彼は現在の中国は表面的には落ち着いているように装っているが、水面下では慌てふためいているとした。

例えば、日本は現在、愛知で万国博覧会を開催しているが、中国からの旅行者は、日本で出されている『九評』を受け取らないように注意しているが、人々はかえって更に九評に関心を示し、探し求めている。中国共産党は逆に『九評』ために無料で宣伝してくれているとした。

中共は世界の共通価値観となっている自由、民主と人権の流れに逆行しており、正真正銘の邪教である。

自民党の大前衆院議員

自民党の大前繁雄衆院議員は、この世界を守るため、学生時代から反共運動参加したと述べた。

彼は世界で不安を招いている最終原因がすべて共産党にあり、中国共産党の文化大革命、天安門殺戮事件から法輪功への迫害、北朝鮮の山岳地帯での強制収容所、カンボジアの大殺戮の例をあげ、何度も共産党が殺人マシンであるとして、世界全体で共産党により、数億人が殺害されているとした。

加古川市の大矢市会議員

大阪から新幹線で駆けつけた加古川市の大矢卓志市会議員は、世界中の人権は必ず重視されなければならないとした。

彼は3年前、新潟県佐渡島の金子容子さんが故郷中国へ一時帰国した際、不法に逮捕・拘禁され、妻・容子さんの解放を求める夫の要請を受けて、救援活動に尽力。その後また北朝鮮の難民を救援に参加、これらの活動に参与して、彼の実際に人権擁護の重要性を感じ取ったと言う。

彼は関西で法輪功学習者と一緒に、全国の各地方議会に陳情書を送付し、百を超える市町村議会から採択を得た。彼自身は法輪功を学んでいないが、法輪功学習者の人格の崇高さを感じ、これからも手を携えていきたいとする、一方、中国共産党の前独裁者の江沢民は国家資源を利用して法輪功を迫害している事実に言及し、中共の崩壊後、中国の投資している日本人はどうしたらいいのか疑問を投げかけた。

反国家分裂法について、台湾は世界が公認すること民主主義国家で、独裁体制の統治を受け入れることはできないとした。

彼も大紀元が言論で真実を伝えていることに敬意を表し、言論で共産党を粉砕することで、大紀元のこの点で人々の支援を得るに値するとした。

台湾研究フォーラム永山会長

台湾研究フォーラムの永山英樹会長は「先ほどのビデオを見てから、再び中共の残虐さおよび人民を欺くその実態を実感した。ここで中共の現体制と対抗するすべての人々に衷心の敬意を致したい」とあいさつ。

永山英樹会長は、いわゆる反国家分裂法は中国が法律を利用してその虚言のを広めていると考えている。大陸の従業員たちの利益のため、屈辱的な引退スピーチである「台湾独立に反対し、反国家分裂法を支持する」を発表した台湾の実業家らの例を挙げ、自由と民主の台湾を擁護し、中共の独裁に反対するように呼びかけた。

法輪功関係支持団体代表の北井氏

法輪功関係支持団体代表の北井大輔氏も、人権の角度から共産党の邪悪さについての認識を述べた。

自由に討論では、活発に意見が交わされた。中国大陸の民衆の脱党ブームを応援する人もいれば、中国大陸13億人対台湾2300万人の問題ではなく、全世界の人々の問題であり、崩壊間近い中共政権を押しつぶし、できるだけ早く中共を解体させることで、台湾問題も自然に解決され、それに中共は中国を代表するものではないと主張する人もいた。

張本真氏が近日に、中共の親密な同盟国であるキルギス政府が人民による大規模な抗議により、三時間足らずで覆された事例を紹介し、年配の華僑である魯先生はこのために詩を作った。

東キルギスを語る:
十四年間続いた独裁政権
三時間足らで崩壊
抑圧されてきた民衆はみな歓喜し、
中共だけが戦々恐々としている

予定した時間を過ぎても、会場の興奮は収まらなかった。最後に、会議の参加者たちは中国大陸民衆の脱党を声援する布に署名し、より広汎に九評を伝播する旨を示した。