【大紀元日本4月6日】「2千万」、カナダ人にとっては大きな数字だ。カナダの総人口は3千2百万で、2千万人はカナダ人にとって3分の2の人口に等しく、人口の大多数に当たる。もし2千万人が脱党するならば、カナダ人からみてすごい事である。世界の100余りの国家からみても、2千万は1つの大きな数字である。
しかし、私達は中国には13億の人口がおり、中国共産党の党員だけでも7千5百万人いると聞いている。中国共産党、共青団、少先隊からの離脱表明(「三退」と呼ばれる)者は2千万というが、10数億の中国人にとっては60分の1でしかなく、7千5百万の中国共産党の党員に比べても大きくない。
この問題をどうみるべきだろうか? カナダなどの欧米諸国で生活している多くの人々は、自由世界のメディアには一つの準則があると聞いたことがあるかもしれない。即ち、もし誰か1人がメディアにフィード・バックして、ある文章または演目に問題があるというならば、1千人の読者あるいは観衆を代表すると考えられるという。なぜなら、多くの人々は新聞を読み、適当ではない、あるいは誤っていると思っても、忙しいためか、あるいは自分に関係ないと思うためか、フィード・バックしない。従って、1人のフィード・バックは、1千人の読者あるいは1千人の観衆を代表すると思われるからである。
2千万の「三退」者数は海外の大紀元ウェブサイトで公開声明を発表した人数である。実際には、大紀元のウェブサイトで声明を発表すること自体が容易ではない。中国共産党当局特にその中の江沢民一派は、愚民政策を施し、大陸の民衆を愚弄している。数10億米ドルという民衆の血と汗で稼いだ金を使って、海外の先進技術を輸入し、大量のネットスパイを投入し、いわゆる「金盾」という大きな国家プロジェクトを実施し、情報のフィルターや監視を行い、『九評共産党』、脱党など彼らが民衆に知らせたくないニュースやウェブサイトをすべてシャットアウトしている。従って、大紀元のウェブサイトも大陸からの普通の検索では見ることができない。それを見るにはネット封鎖を突破できるツール(ソフトなど)が必要である。一説によると、大陸の闇市ではネット封鎖を突破できるツールが千元以上で売れているという。従って、多くの大陸の民衆は脱党したくても、大紀元のウェブサイト上で「三退」の声明を発表したくても、簡単にあるいは速やかにできない。おそらく、1人の人が大紀元サイトで「三退」の声明を発表したならば、その背後には更に多くの人がこの大紀元サイトで声明を発表するルートを探したと考えるべきだろう。
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