【大紀元日本6月18日】気功鍛錬「法輪功」への迫害をはじめ、チベットやウイグルへの武力弾圧などの人権侵害を停止しない限り、北京五輪は「ジェノサイド(大量虐殺)五輪」であることを世界中に知らしめるとした「人権聖火リレー」の引き継ぎイベントが6月18日、東京・代々木公園・野外ステージで行われた。会場には、法輪功関係者や支援者のほか、チベットやウイグルの支援団体・個人、人権活動家など300人近い支援者が参集し、力に訴えない、静かで平和的な活動で、確かな連帯の和を感じ取っていた。
主催する法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)アジア調査団日本事務局によると、人権聖火はこれまで世界36カ国150以上の都市を経て、台湾から日本へ引き継がれ、国内では大阪や名古屋など6都市をつなぐ。世界の民主国家から強い抗議を受けた北京五輪聖火とは違い、人権聖火こそが平和の理念を宣揚する「本来の聖火」と言える。
開会のあいさつに立ったCIPFGアジア調査団の安東幹・副団長は「北京五輪を目前に控えているが、日本国内6都市で行われる、この人権聖火リレーを成功させれば、人権弾圧のない北京五輪を実現できるはずだ。皆さん、頑張りましょう」と訴えた。
開会を宣言する安東CIPFG副団長(大紀元)
また、CIPFG北米調査団のクライブ・アンズレー団長のメッセージが紹介された。その中で、健康な人間から臓器を収奪する「臓器狩り」が中国で行われており、法輪功学習者がその対象になっていることについて言及、このような虐殺行為を知った以上、中国政府に抗議するのは当然であるとし、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を国際社会に認めさせたベルリン五輪の過ちを繰り返してはならないとした。
来賓のあいさつには、前衆議院議員・中津川博郷氏、台湾研究フォーラムの永山英樹代表、正論の会の三輪和雄代表、世界ウイグル会議日本代表のイリハム・マハムティ氏のほか、都議や区議、市議などの地方議員らが、日本における人権聖火リレーを祝福した。
法輪功学習者らのねばり強い活動を評価した中津川氏(大紀元)
人権聖火の引き継ぎ式の後、聖火をかかげる安東副団長を先頭に300人近くがウオーキングしながら、人権聖火の意義を道行く市民に訴えた。
渋谷駅周辺で中国の人権弾圧を平和的に訴えたウオーク(大紀元)
台湾からの人権聖火が日本に引き継がれた瞬間(大紀元)
人権聖火は、この後、長野で引き継がれる。21日に長野・南千歳町公園(午後零時)、22日に大阪・中之島公園(同1時半)、25日に名古屋・若宮広場(同5時半)、28日に広島・平和公園(同1時半)、29日に福岡・中央公園(同零時)でイベントが行われる。
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