中国中東部:続く濃霧 各地の交通に影響

2009/12/03 更新: 2009/12/03

【大紀元日本12月3日】1日、中国の中部と東部の新彊ウイグル自治区、寧夏、黒竜江、遼寧、北京、天津、河北、山西、河南、山東、江蘇、四川、安徽、江西チワン族自治区、浙江などの地区が濃霧に包まれ、局地的に視界が200m以下となった。中央気象台からは、濃霧の警報を示すオレンジシグナルが発令され続けている。

11月下旬以来、中国では比較的弱い寒気の影響を頻繁に受けているが、中東部のほぼ全域で、湿度が70パーセント以上となっている。また、華北中南部から江南のほぼ全域で、連続10日間、霧の発生が続いている

石家庄、天津、太原、銀川、長春、杭州などでは、霧の発生日数がこれまでの平均を超え、現在までの北京での同時期の発生日数は、ここ40年来の最長記録を更新している。濃霧で影響を受けた面積は、11月30日までの段階で、約26・8万平方キロメートルに及ぶ。

今冬最大の濃霧発生により、天津空港のフライト便は大幅に遅延し、河南省では多くの高速道路で交通規制が行われた。消えない濃霧に包まれ、遼寧省の一部では視界が50mとなった地区もあり、全省17本の高速道路が封鎖された。また瀋陽市の桃仙国際空港では100便近いフライトに遅れが出たり、キャンセルとなった。

中央気象台では、この先数日にわたり、新疆、西北、内モンゴル、華北、東北、黄淮などで強風と気温低下を予報しており、局地的に気温が8度程度下がるところもでると予測している。

(翻訳編集・坂本)
関連特集: 国際