【大紀元日本12月7日】中国で初めて、イヌへの新型インフルエンザ感染が報じられて以来、広東省東莞市ではイヌの散歩を控えたり、イヌにマスクを着ける人も出てきた。
地方メディアの報道によると、東莞市に住む馮(ひょう)さんは家で元気に飛び回るゴールデンレトリバーの「奇奇(チチ)」に対する感染が心配で、日課となっていた散歩を止めたそうだ。
先月25日、中国で初めてイヌへの新型インフルエンザ感染が伝えられた。一部の国では人から検出された感染ウィルスが動物に伝染したという状況や、新型インフルエンザに感染したイヌから周囲のイヌに感染するといった情報が伝えられている。
ペット診療所の郭院長は、先の気温低下でイヌが気道感染症に罹る例が多いと話している。
同市の動物疫病予防センター職員は市民に対して、家庭での消毒作業を徹底し、ペットとの過度の接触や長時間の散歩を控えるよう呼びかけている。また、ペットに風邪の症状が現れた時は速やかに動物病院で治療を受け、いったん症状が現れたら現地の獣医部門へ報告するよう提案している。センターは知らせを受けた後、すぐにサンプルを採取し検査する予定だ。
(翻訳編集・坂本)
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