【大紀元日本12月7日】中国では新型インフルエンザの感染拡大に伴い、にんにくに続いて、唐辛子が飛ぶように売れており、昨年同期比の数倍の価格を記録しているという。
中国各地の報道によると、昨年同期は1キロあたり7元(約100円)の小売価格だったが、12月2日、広州市の卸売市場では、最高値が6倍増の1キロあたり42元(約600円)まで高騰した。唐辛子の卸売業者によると、最近は毎日値上がりが続いているという。
最近、中国国内では、新型インフルエンザの大流行に伴い、抗菌効果のある食材の価格が急激に上がっている。先月は、にんにくが爆発的に売れ、卸売価格は1キロあたり16元(約230円)となり、昨年比の40倍近い価格となった。にんにくは新型インフルエンザへの予防作用があり、殺菌作用もあるとのうわさが広まったためと見られる。
唐辛子、ニンニクのほか、ショウガ、ネギ、一部の風邪に効く漢方薬材も、倍以上に値上がりしている。
一方、中国の呼吸疾患医療の専門家・鐘南山氏は、にんにくには確かに殺菌作用はあるが、新型インフルエンザへの予防作用については立証されていないと語っている。
(翻訳編集・叶子)
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