肥満で死亡した孫亮さん(ネット写真)
【大紀元日本4月23日】中国は世界的で最も高い糖尿病患者率を抱える。肥満は中国の深刻な健康問題の一つとなっている。中国国営メディアによると20日、中国一の肥満男性として知られる孫亮さん(22)が死亡した。心肺機能の麻痺に至るまでの過体重が死因だという。
医師ら専門家は、孫さんのケースが社会問題化する中国「肥満化」問題の解明に光を投げ掛けることを望んでいる。中国国家体育局は20~69才の成人人口の約34.4%が過体重、12.7%は肥満であることを明らかにしている。さらに、中国疾病管理予防センターによると18歳未満の1億2000万人は肥満であるという。
中国日報によると、孫さんは9日から山東省日照市の病院で入院治療を受けていた。医師の話では、厚い脂肪の層によりX線や超音波を使った検査が出来なかったという。
孫さんの親戚の話では、孫さんは16歳ごろから急激に太り始めた。父親の3倍の量の食事をとっていたという。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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