韓国「国民の党」からの大統領選候補、安哲秀氏(55)は、中国の人権問題について、相互互恵的かつ未来志向的な観点から、(人権問題改善のために)積極的な意見を惜しまないと明かした。
安氏は12日午後、高麗大学百周年記念館で開かれた「第4次産業革命と青年」をテーマにした講演を終えた後、中国人留学生から「中国ではチベットと法輪功問題など人権問題に国際社会が懸念している。これに対する意見を提示してほしい」という質問に答えた。
安氏は「数千年の歴史を通じて、隣国である中国とは、歴史的に良いときも悪いときもあった。今後の良好な関係が続くことを願う」と述べ、「本当に親友になるためには超えてはならない線があり、今の中韓関係は非常に懸念されるものだ」と語った。
そして「人権問題は、人類の普遍的な価値と言える。人権については、すべての国が同じ考えと基準を持っている必要があり、そこから離れる国や社会には他の国から積極的に意見を出して、正す努力をしなければならない」と指摘した。
安氏はまた、「人権弾圧国やケースを処罰する問題は、私たちがこれから生きていく地球共同体を作ろうという意味から始まる問題がないか」と反問し、「韓国と隣国である中国と真の友人になりたい。そのような観点から、中国との相互互恵的かつ未来志向的な関係になるよう、積極的な意見開陳を惜しまない 」と強調した。
(翻訳編集・斎潤)
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