アマゾン、中国の共同購入EC「ピンドゥオドゥオ」に店舗開設

2019/11/25 更新: 2019/11/25

[上海 25日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は25日、中国で共同購入方式の電子商取引(EC)プラットフォームを運営するピンドゥオドゥオ<PDD.N>にポップアップストアを開設すると発表した。12月末まで営業し、海外製品約1000品を取り扱う。

ロイターは24日、関係筋の話としてアマゾンの店舗開設を報じていた。

アマゾンは7月、アリババ<BABA.N>や京東商城(JDドット・コム)<JD.O>などとの競争に敗れ、中国向けマーケットプレース事業を閉鎖したばかりだが、新たな中国戦略を打ち出すことになる。

ピンドゥオドゥオは、アリババとJDドット・コムの牙城となっていた中国EC市場に風雲を巻き起こしつつある新興勢力で、低所得層の間で人気が高い。

アマゾンの広報担当者は、発表文書で「ピンドゥオドゥオに設けるアマゾン・グローバルストアのポップアップストアは、海外からの製品約1000点を競合的な価格で、正規品の証明書や便利な配送サービスとともに顧客に提供する」と説明。

アマゾンの中国サイト( Amazon.cn )にも言及し、同サイトでの多数の製品に加え「ピンドゥオドゥオの開設ストアでもクロスボーダーの買い物を顧客に提供できることをうれしく思う」と述べた。

ピンドゥオドゥオの広報担当者は「海外製品へのアクセスでユーザーに平等な機会を提供する」ことが狙いだと説明した。

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Reuters
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