[ニューデリー 19日 ロイター] – インドではイスラム教徒以外の不法移民に国籍を与える「国籍法改正案」に抗議する大規模デモが2週目に突入、首都ニューデリーと南部カルナータカ州の州都ベンガルールでは19日、数百人が警察に身柄を拘束された。
一部の地域ではインターネットも遮断されている。
両都市の一部地域などでは、治安維持のため集会が禁止されていたが、デモ隊はこうした禁止命令に抵抗する形で集会を開いていた。
警察によると、ニューデリーでは約100人、ベンガルールでは約200人が拘束された。関係者によると、高名な歴史家であるラーマチャンドラ・グハ氏も警察に連行された。
モディ政権は12月初旬に議会で可決された国籍法改正案について、バングラデシュ、アフガニスタン、パキスタンで迫害されてインドに入国したヒンズー教徒やシーク教徒、キリスト教徒など6宗教の信者に対応するためだと説明しているが、全人口の14%を占めるイスラム教徒が対象外となったことで、ヒンズー至上主義のモディ政権によるイスラム教徒への差別だとの反発が強まっている。
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