[オスロ 19日 ロイター] – ノルウェー政府は19日、ノルウェー議会の電子メールシステムに対し3月10日に仕掛けられたサイバー攻撃について、情報機関の調査で中国から実施されていたことが判明したと明らかにした。
ソーライデ外務相は声明で、ノルウェーの情報機関による調査で攻撃が中国から実施されていたことが確認されたとし、欧州連合(EU)に加盟するノルウェーの同盟国のほか、米マイクロソフトもこれを確認したとした。
攻撃はマイクロソフトのサーバー向けソフト「エクスチェンジ」の不具合を利用して実施された。
ソーライデ外務相は、駐ノルウェー中国大使を呼んでこの件について直接協議したと表明。「中国当局はこうした攻撃の再発を防ぐ必要がある」と述べた。
在ノルウェー中国大使館からコメントは得られていない。
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