[プラハ 9日 ロイター] – チェコ下院選(定数200)は9日、中道右派の野党連合「SPOLU」が勝利し、バビシュ首相の与党「ANO」が予想外の敗北を喫した。
SPOLUは連立政権を樹立する意向を表明。チェコ・テレビによると、野党連合「海賊と市長」と合わせて、過半数の108議席を獲得する見通しだ。
バビシュ首相に対しては、新型コロナウイルス対策の不手際、補助金支給による債務急増のほか、自ら経営する企業に配慮したとの批判が出ていた。首相はこうした批判に反論している。
SPOLUの代表を務めるペトル・フィアラ氏は「債務に歯止めを掛け、民主的な欧州の一部であり続けるチャンスが得られた。24時間以内に海賊と市長のトップと協議する。結果は明らかだ。民主派の野党が明らかに過半数議席を勝ち取った」と述べた。
開票率99.97%時点で、SPOLUの得票率は27.78%、ANOは27.13%、海賊と市長は15.60%。
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