[ジャカルタ 24日 ロイター] – インドネシアのジョコ大統領は24日、すずの輸出を2024年に禁止する可能性があると表明した。資源加工産業への投資を誘致し、対外収支を改善することが狙い。
22年にボーキサイト、23年に銅鉱石の輸出を禁止する可能性があるとの認識も改めて示した。
大統領はこのところ、加工前のコモディティーの輸出を長期間続けた結果、同国が輸出収入や製造業の雇用を増やす機会を逃したと繰り返し発言している。
輸出を禁止し、下流部門への投資を誘致すれば、貿易・経常収支が改善すると発言。ニッケル鉱石の輸出を禁止したことで、電気自動車(EV)用バッテリーの製造分野で投資を誘致できたと訴えた。
中央銀行の年次会合で「われわれはニッケルから始めた。現在検討中だが、来年はボーキサイトの輸出を中止するかもしれない。その翌年は銅、その翌年はすずを中止できるかもしれない」と述べた。
インドネシアは昨年、ニッケル鉱石の輸出を禁止。これを受けて、ニッケル加工産業に中国などから投資資金が流入している。
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