都市封鎖が長期化する中国上海市では、市民は自宅のベランダから鍋を叩いたり、大声で叫んだりして食料不足と外出禁止に抗議した。
SNS上に投稿された動画によると、4月28日夜、複数の団地で市民らが「鍋を叩いて物資を求める音楽フェスタ」運動を発起した。
市民は参加を呼び掛けるために、事前にポスターを作成しネット上に掲載した。運動に参加した市民は、自宅のベランダで鍋やフライパンを叩き、「物資が必要だ」「自由を返して」などと叫んで、当局の厳しい封鎖措置に怒りをあらわにした。
女性市民の張さんが大紀元に提供したポスターによると、静安区、宝山区、長寧区、浦東新区、閘北区などの住民が運動に参加した。
SNS微博(ウェイボー)では現在、関連動画と写真は削除されている。
上海市は4月1日に市全域で都市封鎖を実施してから、今月1日で5週目に突入した。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。