「すごく良かったです。初めて見させてもらったんですけれども、感動しました」
1月8日、和歌山商工会議所起業支援部長・中小企業相談所長の野田浩史さんが兵庫県立芸術文化センターで神韻公演を鑑賞した。これまで二度公演に訪れようとしたが、いずれも都合が合わずに来れなかったという。「ようやく三度目の正直で来れたんで良かったです」と喜びを語った。
「女性は優雅で、男性には力強さがありました。皆さんシンクロしていますし、指先もとても綺麗。跳躍力は男性も女性もすごい」と技巧の高さに舌を巻いた。
特に女性の宮廷舞踊には感銘を受けたという。「女性が長い袖を投げ出して、それから手に収める…綺麗ですね。昔の中国の皇帝はああいうのを見て時を忘れたのでしょう」と語った。また、二胡の独奏も気に入ったという。「音色が綺麗ですね。癒されました」
時代劇に中国らしさを強く感じたという野田さんだが、神韻芸術団が理念として掲げる「失われた伝統文化の復興」について、「昔のものを大切にするっていう気持ちはすごく良いと思いますね」と語った。
「心洗われましたね。いい1年になると思います。ぜひこういうのをずっと続けてください」
同日、芸術作品の収集所蔵を目的とする一般社団法人で理事を務める北川啓微さんも公演を鑑賞した。
「幼子を助けるために井戸に飛び込んだ妃のシーンだとか、娘が囚われて心臓を無理やり取られた時の母の心情などは共感できる。やはり文化や国が違っても母親の気持ちは一緒なんだなと思いました」と涙を浮かべて語った。
臓器収奪に遭う信仰者の母娘を描いた現代中国の演目は、最後に奇跡を迎える。北川さんは「救われた気持ちがしましたね。私たちが知らない現実を知らされました。絶望しないでいれば、望みはあるのではないかという気がしました」と希望を感じていた。
神韻を鑑賞して「ワクワクする一年になればいいなと思った」という北川さん。「コロナで全世界が暗いですけれども、明るく前向きに行きたいなと思いました」
失われた中国伝統文化の復興を目指す神韻芸術団は、今月30日まで日本巡回公演を行う。9日までの西宮公演ののち、11日にロームシアター京都、13日から15日に鎌倉芸術館、17日から19日まで川口総合文化センターで公演する。その後は宇都宮、東京、名古屋をめぐる。ツアー日程やチケット購入は公式サイトで確認できる。
大紀元は神韻芸術団の後援メディアとして、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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