今年の元日に石川県の能登半島で発生した地震は、最大震度7.6を記録しました。この災害に対して、国際社会からの支援が日本に大きな励ましとなっています。特に、台湾は常に友好的な関係を保ち、速やかに能登半島地震支援のための募金活動を開始しました。
注目すべきは、「史書華歯科診療所」からの寄付です。この診療所は、台湾衛生福祉部(保健省)が設立した被災地支援アカウントに、新台湾ドルNT$1,240,000(約日本円JP¥5,797,608)を寄付しました。
診療所の創設者である史書華医師は、「台湾の奇跡の医師ブラック・ジャック」として知られています。彼は自身のFacebookページ「盾牌歯科史書華」で、「日本の能登半島地震の被害は甚大で、かつて日本が台湾を支援した際、我々も124万ドーズのAZワクチンを送った」と投稿し、日台間の深い絆を表現しています。
史書華医師は、その独特なグレーの長髪と、精巧なブラック・ジャックのコスプレで知られる台湾の著名ネットセレブです。彼は、歯科医師としての職業に加え、国際的な公共事業や慈善活動にも熱心で、電子商取引を含む複数の企業を経営しています。
「史書華歯科診療所」は、台湾で最も評価の高い歯科医院の一つで、10年間で1500人以上の患者の全口再建を完了しています。これは台湾では稀な業績であり、世界的にも非常に珍しいものです。
史医師は、2023年のウクライナ戦争においても、3台の医療車両と歯科治療椅子、多数の救援物資を寄付し、台湾ドルで100万以上の戦争支援金を提供しました。彼は国際的にも台湾国内でも、長期にわたる慈善活動を行っています。
このような大規模な慈善活動を行うには、通常の医師の収入では困難です。史医師は、自らの運営する電子商取引プラットフォームから得た利益を慈善活動に充てていると語っています。能登半島地震への支援について尋ねられた際、彼は「これは私が台湾人として当然行うべきこと」と述べました。
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