中国人音楽留学生 民主活動家を脅迫で有罪判決

2024/01/26 更新: 2024/01/26

1月25日、米国バークリー音楽大学の学生、ウー・シャオレイ(25)は、ボストンのバークリー音楽大学に中国の民主化を支持するチラシを貼った活動家に嫌がらせをし、彼女の活動を中国の法執行機関に通報すると脅したとして、サイバーストーキング(テクノロジーを利用してしつこい嫌がらせや脅迫をするストーカー行為)と脅迫の罪で有罪判決を受けた。 

2022年10月に別の中国人留学生ゾーイさんが大学近くに「中国人民とともに」「自由を望む」「民主主義を望む」などと書かれたチラシを貼り、ウー(呉)はインターネット上で数回にわたりゾーイさんを脅迫した。バークリー音楽大学の中国人学生と卒業生向けのWeChatグループに、ゾーイさんにチラシを取り壊すよう求めるメッセージを投稿し、中国共産党の公安当局に通報した。

ウーの弁護団は、そのコメントは脅迫ではなく、「未熟な」オンライン紛争中に、ゾーイさんに「過激主義の結末を彼女に思い出させる」ための「見当違いな」試みであったと主張していた。

しかし検察は、ウーが中国の公安機関に通報したと主張した後、ゾーイさんは中国にいる家族と自分の身の危険を感じるようになったと述べた。ゾーイさんは法廷で、ウーからの脅迫と嫌がらせのためにしばらく他のところに住んだと証言した。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。
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