億万長者であるイーロン・マスク氏は、2024年米国大統領選の終盤にある候補者を支持する可能性があることを示唆している。しかしバイデン大統領や前大統領のトランプ氏への選挙資金の提供は計画していない。
3月18日に放送されたインタビューでは、マスク氏は元CNNアンカーのドン・レモン氏に対し、「選挙終盤に特定の候補者を支持する可能性はあるが、まだ決定していない。選挙前に慎重に判断したいと考えており、支持を公表する場合は、その理由を明確に説明する意向だ」と述べた。
マスク氏はさらに、「自分の意見を公表するつもりだが、金銭を投じて重大な出来事の結果に影響を与えるつもりはない」と語った。
複数のメディアによると、トランプ前大統領は3月初旬、フロリダ州パームビーチでイーロン・マスク氏や他の裕福な共和党支持者たちに会い、次の大統領選のための資金援助を求めたとされる。しかし、マスク氏は数日後、バイデン氏にもトランプ氏にも寄付をしないと明言した。
それでも、18日に放送されたインタビューでは、マスク氏はトランプ氏との会合は偶然であり、金銭や支持を求められたわけではないと否定した。
「友人の家で朝食を取っていたところ、ドナルド・トランプ氏が訪れた。ただそれだけだ」とマスクは語り、その友人がトランプ氏の訪問を、自身が到着した後に伝えてくれたと付け加えたが、その友人の名前は公表していない。
「いかなる方法でも、いかなる状況下でも、彼の法律関連の費用を負担することはなかった」とマスク氏は続け、「彼から金銭を要求されたことは一度もない」とも述べた。
レイモン氏が朝食時のことについて尋ねた際、マスク氏は笑みを浮かべつつ、「主に彼(トランプ氏)が話をしていた。彼の話はいつも通りで、新鮮な内容や革新的なものは何もなかった。とはいえ、トランプ大統領は話し好きだ。実際、多くを語っていたが、一般には明かされていないような話は出なかった。ただの朝食時の会話であった」と返答した。
加えて、マスク氏は「私はバイデン氏とは一定の距離を保っている。これについては隠していない」とレイモン氏に述べた。
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