トランプ暗殺未遂事件 犯人は会場外の屋根上から狙撃

2024/07/14 更新: 2024/07/14

アメリカ東部時間の7月13日土曜日夕方6時過ぎ、ペンシルベニア州バトラーで開催された集会中に、ドナルド・トランプ前アメリカ大統領が何者かの発砲により耳が貫通された負傷をした模様。シークレットサービスは速やかにトランプ氏を避難させ、その際にトランプ氏の顔に血がついているのが確認された。犯人はその場で警察によって射殺された。

複数の法執行部門の報告  犯人は集会場所の外から発砲

3つの異なる法執行部門から、犯人が集会の外で発砲していたことが確認された。そのうち2つの情報源は、犯人が会場の外側にある屋根の上にいたと伝えている。情報源複数によると、その人物は狙撃手であり、その他の詳細については現時点では不明である。

バトラー郡のリチャード・ゴールディンガー地方検事は、主任探偵から、犯人が隣接する建物の屋根上にいたとの報告を受けたと明かしている。ゴールディンガー氏によると、犯人はライフルを使用し、数百ヤード離れた場所から狙撃した可能性があるとのことだ。

FBIは、事件現場に到着し、シークレットサービスと協力して調査を行っているとの声明を発表した。

地方検事の発表  容疑者は死亡

アメリカ東部標準時の夜7時46分頃、バトラー郡の地方検事がAP通信に対して、容疑者が死亡したと報告した。また、集会にいた一人の観客も亡くなっている。

トランプ氏は医療施設で検査を受けており、現在は「状態は良好」と伝えられている。AP通信の記事によると、法執行機関はトランプ氏に対する銃撃事件を共和党の予定されていた候補者への暗殺未遂として扱っている。

この事件の調査に携わっている2人の官僚が匿名を条件に、調査の詳細について情報を提供している。彼らの話によると、容疑者はシークレットサービスのエージェントによって射殺された。容疑者は集会の参加者ではなかったという。

林燕