中国 「喪に服してるのか」

喪に服してるのか? ハマス最高指導者死亡に中国主要検索エンジンが「追悼モード」

2024/08/03 更新: 2024/08/03

7月31日未明、イランの首都テヘランでイスラム原理主義組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が暗殺された事件で、中国検索エンジン最大手の「百度(バイドゥ)」を筆頭に、「搜狗搜索(Sogou)」、「360(サンリュー)」といった同国主要検索エンジンのウェブサイトで、ハニヤ氏のプロフィールの写真が「カラー」から「白黒」に変わった。

中国の官製メディアや公式サイトの色がこのように「白黒」に変わる時は基本、中国共産党の党首が死亡した時だけだ。

主要検索エンジン各社による一斉の「追悼モード」をめぐり、ネット上では「テロ集団のリーダーだぞ」「喪に服してるのか」などと批判が殺到し、物議を醸した。

世論のプレッシャーを受けて翌日(8月1日)、これらサイトのハニヤ氏のプロフィールは白黒から元の「カラー」に戻されていた。

昨年10月7日、パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが突如、イスラエルへの攻撃を開始。

イスラエル南部はハマスに襲撃され、大勢の国民が殺害され、人質に取られた。これを受け、イスラエル軍はガザでハマス壊滅作戦を開始した。

ロイター通信によると、ハニヤ氏の後継者とみられる幹部のハレド・メシャル氏がイスラエルに対する闘争の決意は一段と固くなったと述べるなど、ハマスではハニヤ氏の暗殺はイスラエルによるものと考えており、一方で「賓客」を守れなかったイラン最高指導者のハメネイ師はイランの首都で起きた殺害への報復はイランの義務と述べている。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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