14日、米NY発の世界最高峰の古典舞踊・神韻芸術団は埼玉県にある大宮ソニックシティ大ホールでの公演初日を迎え、観客から絶賛の声が相次いだ。

神韻芸術団は、共産主義以前の中国の真の伝統文化を復興することを掲げ、リンカーンセンターやオペラハウスなど世界の名だたる劇場で伝統的な美徳と叡智を披露し、世界各国で一大センセーションを起こしている。

バレエ教師が「文化がいかに心を潤すか示していた」と讃える

バレエ教師の平真美さんと平さんの母・寺内牧子さんは、神韻の公演について「素晴らしかった！　最高！」と述べた。続けて、平さんの母親で自営業の寺内牧子さんが「衣装も舞踊もオーケストラも本当に全部が最高でした」と絶賛した。

バレエ教師であり、バレエ教室の経営者でもある平真美さんは、主演を務めた経験を持つ元バレリーナだ。

平さんは、卓越した舞踊について「足を上げるにしても手を動かすにしても強弱がついていて感動しました」と語った。

「舞踊で一糸乱れぬところが素晴らしいし、足の高さとかつま先の先まで意識が届いている。すごく訓練されているというのが伝わってきました」と、舞踊の精妙さを讃えた。

平さんと寺内さんは、「映像も、バックスクリーンの映像も、舞台での踊りも、演奏も一つになって素晴らしい。現代と古典とが融合して、とても素敵でした」と、神韻の公演を高く評した。

2人は「純善純美」をテーマに古来の美徳を伝える神韻の舞台からエネルギーを感じたという。平さんは、「感じました、すごく感じました、音からも感じましたし、みんなの気持ちがすごく伝わってきました、舞台上からのパワーも感じた」

寺内さんも「心豊かになりました」「文化というものがいかに心を潤すか示してくれた」と語った。

一級建築士が「他とは全然レベルが違う」　神韻を5回鑑賞

一級建築士の石光生さんは、舞踊はさることながら、衣装の色彩とデザインに注目し、称賛した。石さんが神韻の公演を鑑賞するのは、この日で5回目で、これまで最前列の席で観たり、後列で鑑賞したりしているという。

「去年も良かったし、今年はコントラストが強くなっていて、ものすごく色調がマッチしていて、ビビッドな感じがしてすごく良かったです」と絶賛していた。

舞踊については、「男女ともにしなやか、関節があるのかないのか分からないぐらいしなやか」と語った。

神韻芸術団が世界中でセンセーションを呼んでいる理由について、石さんは音楽、映像をあげ「僕は今まで世界で一番バレエとか、日本人だから歌舞伎がいいと思っていた。だけど、これを見たら全然レベルが違う」と語った。

神韻の公演は、古典舞踊や舞踊劇、オリジナル歌曲の独唱、中国楽器の独奏など、約20の演目を披露。唐代宮廷の宮女の優雅なふるまい、三国志や水滸伝の武人たちの武勇伝、そして後世に受け継がれる孔子の仁義礼智信や老子の知恵などに触れることができる。

石さんは、神韻は伝統的なものと新しいものが融合されており、なおかつ一つ一つの演目が短いため、飽きさせないと語った。

神韻の演目では、「仁義礼智信」や忠義、孝行、道などの古来の美徳や価値観が散りばめられており、現代の世で忘れ去られたこうした美徳を、舞踊を通して、歌声を通して今の世に伝えている。

それに対し、石さんは「素晴らしいと思う」と延べ、日本も仏教が根付いているため通じるところがあると語った。

元ジャズダンス講師が舞踊のレベルに感動　「涙出てくる」

公演を鑑賞するのは4、5回目だという、ジャズダンスコンペティション元講師の磯英司さんは、「女性はしなやか。男性はしなやかなんだけど力強い。すごいです」と舞踊レベルを称賛し、「見ててすごいです。涙が出てくるんですよ」と語った。

磯さんは神韻ダンサーの表情にも着目していた。「素晴らしいですよね。笑顔を絶やさない。しかも、悲しみを表現するときは悲しみ。やっぱり喜怒哀楽がちゃんとしっかり表現されている」

「衣装は光によく映えるような衣装。綺麗です。やっぱりその辺は芸術をやってる方はプロですよね。光が当たった時により綺麗に見える色を使っています」

神韻の衣裳は、中国の歴代王朝の様式や天上の神々の姿から着想を得ており、その作り方や色彩まで、全て伝統的な審美眼に基づいている。

神韻公演の演目には伝統文化や古来の美徳だけでなく、法輪功学習者などの無辜の善良な人々が中国共産党による迫害を受けている現代中国の実情を描いた場面もある。　

磯さんは、こうした演目について「見ててもうジーンときますね。毎回そう。毎回途中に必ずああいう迫害されるシーンとか出てくる。あそこ見てるともう涙出てくる。ちょっと涙っぽいんでね」

磯さんは友人に紹介する際は、「一生に何回でも見なきゃいけないって言いますよ」と述べた。

「全部いい」「総合的に美しい」…称賛の声が相次ぐ

建築会社の社長である石橋幸一さんは、記者から好きな演目について聞かれると「全部いいですね」と答え、神韻の公演を称賛した。

「女性の踊りが良かったです。しなやかでよく練習してますね」と高く評した。特に水袖の舞が良かったといい、「本当に綺麗です」と絶賛した。

中国楽器の二胡による独奏についても、二胡は広く深い味わいがあったという。「バイオリンと違って、音が結構いいですね 」と語り、またオーケストラについても良かったと述べた。

東洋と西洋の魅力を併せ持つオーケストラは、神韻の見所の1つだ。オーケストラピットでは神韻交響楽団が舞台演出に合わせ、ダイナミックかつ繊細な音色を奏でる。二胡や琵琶、銅鑼など中国古典楽器を融合させたオーケストラは情緒豊かなサウンドを織りなし、古代文明の息吹を伝える。

金融系企業で管理職を務める鈴木正夫さんは、「初めて拝見したので、すごくびっくりしています」と語った。

「躍動感もあるんですけども、しなやかで総合的に美しい感じですよね。音も静かで漂うような音です」と、神韻の全体的な演出効果を讃えた。また、神韻が特許を取得しているデジタル背景幕についても「素晴らしい」と称賛していた。

ステージ後方に映し出されるデジタル背景幕は、神韻が特許を取得しており、天上の世界や歴代王朝の光景を映し、観客を悠久の旅へといざなう。

また、音響や照明、舞台美術など、演目を構成する技術にも伝統的な様式が取り入れられている。そうした技術面での演出は、派手さを追及するのではなく、あくまで舞踊を引き立てるためのもので、音響も同じく、楽器本来の音色を生かすようにしている。 これら舞台効果の全てが、舞踊と見事に調和している。

鈴木さんの妻は、「今回初めて見て本当に驚きました。本当に一人一人の身体能力が素晴らしいですし、あと何とも可愛らしい表現力があったり、もう本当に素晴らしいと思いました」

2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届けている。

神韻2025日本公演のチケットはホットライン（0120-91-8487、午前10時〜午後5時）のほか、公式ホームページからも購入することができる。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。