三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件 元行員を再逮捕

2025/02/04 更新: 2025/02/04

三菱UFJ銀行練馬支店の貸金庫から金塊を盗んだとして逮捕された元行員が、新たに2キロの金塊(約2200万円相当)を盗んだ疑いで、警視庁に再逮捕された。

元行員の今村由香理容疑者(46)は、2024年9月、別の顧客の貸金庫から金塊約19.5キロ(約2億6千万円相当)を盗んだとして、2025年1月14日に逮捕されている。

さらに今回の再逮捕容疑は、2024年3月中旬に貸金庫の管理責任者を務めていた際、練馬支店の貸金庫室に2回侵入し、80代男性の貸金庫から金塊約2キロを盗んだというもの。

警視庁の捜査によると、今村容疑者は2020年4月から2024年10月にかけて、練馬支店と玉川支店で貸金庫管理を担当。4年半の間に60人以上の顧客から、総額17億円以上の金品を盗んだとされている。

捜査関係者によると、同容疑者は貸金庫の鍵の管理を担当する立場を利用し、「予備鍵」と「マスターキー」を使って貸金庫を開け、犯行を繰り返していた疑いがある。

三菱UFJ銀行はこの事件を受け、貸金庫の管理体制の見直しを進めており、再発防止策として鍵の管理方法の改善や監査体制の強化を検討している。

関連特集: 社会