血液型を問わない移植技術は、一見すると医学の進歩に見えるが、それが中国となると、事情は少し異なってくる。
それはつまり、誰でも(臓器狩りの)ターゲットにされかねないと言う「恐怖の技術」に他ならない。
法輪功学習者などに対して、中共の生体臓器の強制摘出は、これまでに多くの証言と調査で明らかにされてきたが、今やその黒い手は、中国国内の健康な市民にも迫っている。
3月28日、中国共産党の官製メディア「重慶日報」は「腎移植において血液型の壁を突破した」と報道した。この技術は、国際学術誌「ネイチャー コミュニケーションズ」にも発表されているという。
報道によると、研究チームは、血液型B型の腎臓を「脳死状態」の血液方O型の患者に移植した。移植した腎臓は、63時間以上機能し、急性な拒絶反応は見られなかったという。患者は最終的に「全身の循環機能衰弱」になり試験終了となった。
実際の臨床応用には、不透明な部分が多いにもかかわらず、中国メディアは、
「数百万人の腎移植希望者が血液型の制約から解放されるかもしれない」
「これは臓器技術における重大な突破だ」
などと、大々的に報じた。
しかし、官製メディアがいうこの「めでたいニュース!」は、市民の耳には「恐怖のニュース」にしか、聞こえていないようだ。
「これはつまり、これからは誰でも健康であれば、臓器の供給源になり(され)得るということか!」
といった懸念の書き込みが相次いだ。
「到底、命を落としそうもない外傷など大した病気でもない入院患者がある日突然脳死と判定され、臓器が摘出される事例が頻発している」ことや、
「失踪者があまりに多く移植待機期間があまりに短い」といった現象を引き合いに出して「ぞっとする」と嘆くユーザーも少なくないのだ。
なかには、「私は長くB型肝炎を患っているが、今初めて、この病気になってよかったと思ってるよ、少なくとも臓器狩りのターゲットにされなくて済むのだから……」というコメントも。

ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。