8月20日、カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件で拘束されていた日本人29人が、日本に向けて移送された。
10~50代の男女29人は中国系組織の管理のもと、警察官をかたって嘘の電話を関東地方などに掛け現金をだまし取っていたとみられる。5月にカンボジア当局が拠点を摘発し、首都プノンペンの国際空港近くにある施設に収容していた。
19日に警察は日本に移送するため、捜査員約80人を現地に派遣している。
20日午後に、29人を乗せたチャーター機が日本に向けて出発した。特殊詐欺関連で海外から一度に移送する人数としては過去最大規模。
愛知県警は機内で全員を逮捕する方針だ。逮捕後、警察はパソコンやスマートフォンを解析して海外を拠点とする詐欺グループの実態解明を進めるとしている。
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