イラン当局による抗議運動への弾圧が続く中、死者数が3千人を超えたとされる。こうした状況を受け、トランプ米大統領は17日、イランの最高指導者ハメネイ師による37年に及ぶ統治の終結を訴え、政権交代を支持する姿勢を鮮明にした。
世界各地では週末、イラン系移民や支援者による抗議集会が相次ぎ、パリやローマ、フランクフルトなどヨーロッパ主要都市で、イラン国民への連帯を示すデモが行われた。
トランプ氏はアメリカ政治専門メディアのインタビューで、「今こそイランには新しい指導部が必要だ」と述べ、恐怖や殺戮によって統治を維持する体制を強く非難した。
ハメネイ師については「病的な人物だ。自国民を殺すのをやめ、国をきちんと統治すべきだ」と批判した。
フランス・パリでは数百人規模のデモが行われ、参加者の一人であるイラン系の大学生は「抗議者たちはただ存在を認められたいだけだ。彼らは虐殺されており、体制の変革を望んでいる。民主主義国家は行動すべきだ」と訴えた。
イタリアのローマでは数千人が集会に参加し、ドイツのフランクフルトでは反体制派が、亡命中のイラン最後の王太子レザ・パフラヴィ氏の帰国と、イスラム共和制の崩壊を求める声を上げた。
王制支持団体の関係者は「イスラム共和制が消滅し、自由と民主主義が戻れば、我々は平和に共存できる」と語った。
米ワシントンでも、イラン系住民がホワイトハウス近くで犠牲者を悼むろうそく集会を開き、政治犯の釈放を要求した。
アメリカに拠点を置く人権団体「HRANA」によると、抗議開始から約20日間で確認された死者は3千人を超え、逮捕者は2万2千人以上に上るという。
一方、イラン当局が中東の米軍基地への攻撃を示唆したことについて、アメリカ国務省は「極めて強力な反撃に直面することになる」と警告。トランプ氏も「アメリカを侮るな」との強硬姿勢を改めて示した。
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