ロイターは14日、トランプ米大統領の次男であるエリック・トランプ氏と妻のララ・トランプ氏が、5月に予定されているトランプ大統領の中国訪問に同行する見通しだと報じた。
トランプ氏側の報道担当者は、エリック氏とララ氏がトランプ氏の国賓訪問に同行できることを「光栄に思っている」と表明した。トランプ氏は5月14日から15日にかけて北京を訪問する予定で、今回の訪中は米中の経済・貿易関係の安定化が主な議題となる。
トランプ家が運営する「トランプ・オーガニゼーション」の報道担当者はロイターに対し、エリック氏は今回、個人の立場で訪問すると説明した。
また、「エリックは父親と現政権の任期中に達成された成果を誇りに思っており、支持する息子として個人的に出席する」と述べ、「中国における商業投資はなく、今後ビジネスを行う計画もない。いかなる私的会合にも参加せず、大統領に同行し、この歴史的瞬間に立ち会うだけだ」と強調した。
一方、報道によれば、トランプ一家が大統領の役職を利用してビジネスを拡大しているとの懸念も出ている。
エリック氏はトランプ・オーガニゼーションの執行副社長として、不動産やゴルフ、ブロックチェーンなどの分野にわたる投資を監督している。ララ氏はかつて共和党全国委員会の共同議長を務め、現在は米FOXニュースの番組「My View with Lara Trump」の司会を担当している。
ホワイトハウスおよび中国共産党の在ワシントン大使館はいずれも、現時点でコメント要請に応じていない。ホワイトハウスはこれまで、トランプ氏が財務倫理および報告義務を完全に順守していると説明している。
また、長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏の報道担当者は、同氏が今回の訪問に同行しないことを明らかにした。同氏もトランプ・オーガニゼーションの執行副社長を務めている。
今回の注目される訪中は、米大統領による8年ぶりの中国訪問となり、米中関係の安定維持を目的とする。トランプ政権発足後の2025年以降、両国は相互関税の引き上げやレアアース、航空機などの輸出規制強化を巡って対立したが、その後、1年間の暫定的な休戦合意に至っている。
一部の米企業は、今回の訪問が、中国当局による大豆やボーイング機の購入承認(すでに検討されている)のほか、さらなる成果につながることに期待を寄せている。
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