米・イラン和平交渉 トランプ大統領、サウジなどにアブラハム合意への参加を要求

2026/05/26 更新: 2026/05/26

トランプ大統領は25日「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、イランとの交渉が順調に進んでいると表明した。一方で、「各方面にとって素晴らしい合意が成立するか、さもなくば合意なしで戦場に戻ることになる。その場合、規模と強度はこれまで以上のものになる。誰もそのような結果は望まないはずだ」と慎重な姿勢も示した。

トランプ氏はまた、イランとの戦争終結を協議した23日の会合でサウジアラビアなどの首脳・代表者らに対し、米国がこの極めて複雑な問題の解決に注いだ努力を踏まえ、会合に参加した国々はアブラハム合意(Abraham Accords)に少なくとも同時署名すべきであり、それは「義務的」であるべきだと指摘したことを明らかにした。

同会合には、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、パキスタン、トルコ、エジプト、ヨルダン、バーレーンが参加した。このうちUAEとバーレーンはすでにアブラハム合意の加盟国である。トランプ氏は、1〜2か国が不参加とする合理的な理由がある場合は容認できるとしつつも、大多数の国は「準備が整い、意欲があり、参加可能」であるべきであり、それによってイランとの合意がより歴史的な重大事となると述べた。

トランプ氏はさらに、アブラハム合意は加盟国(UAE、バーレーン、モロッコ、スーダン、カザフスタン)に金融・経済・社会面での繁栄をもたらしてきた実績があると指摘し、現在の紛争・戦争状況下においても既存の加盟国から離脱や参加停止の動きは一切出ていないと述べた。合意は「中東に5千年来前例のない真の力と平和」をもたらすと主張した。

「この件はサウジアラビアとカタールが直ちに署名することから始めるべきであり、他の国々もそれに続くべきだ。さもなくば、彼らはこの合意の一部となるべきではない」とトランプ氏は述べた。

またトランプ氏は、会合に出席した各国指導者らが、米・イラン間の文書署名後にイランをアブラハム合意に招待することを「大変光栄に思う」と語ったと明かし「それはなんと特別なことだろう」と述べた。そのうえで、各国に対しアブラハム合意への即時署名を正式に要請し、もし米大統領としてイランと合意に署名することができれば、イランをこの「前例のない世界同盟」に喜んで招待すると表明した。

アブラハム合意は、イスラエルと署名国の間の国交正常化を定めるものである。トランプ氏の第1期政権下で、イスラエル、バーレーン、UAEが2020年9月にホワイトハウスで署名。四半世紀ぶりにイスラエルを国家承認するアラブ諸国が生まれ、その後モロッコとスーダンも参加した。トランプ氏は第2期政権発足後も一貫して加盟国拡大を推進している。

張婷
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