法輪功パレードに拍手と声援 シルバーウィークの街を天国楽団が行進

2026/09/30 更新: 2026/09/30

9月21日、日本全国各地の法輪功学習者が京都市内に集まり、中国共産党(中共)による迫害の停止を求めて街頭を行進した。シルバーウィーク中とあって多くの観光客が足を止め、拍手を送ったり手を振ったりしながら、「迫害を停止すべきだ」「頑張ってください」と声をかけた。

法輪功は法輪大法とも呼ばれ、1992年に李洪志氏が中国・長春で伝え始めた。道徳性の向上や健康増進に効果があるとして広く支持を集めた。1999年7月、当時の中国共産党トップだった江沢民が法輪功への全国的な弾圧を指示し、迫害は現在まで27年間続いている。

行進では、学習者による天国楽団が演奏を披露した。

9月21日、日本の法輪功学習者が京都市内でパレードを行い、中国共産党による法輪功への迫害に抗議した(白露/大紀元)
9月21日、日本の法輪功学習者が京都市内でパレードを行い、中国共産党による法輪功への迫害に抗議した(白露/大紀元)
9月21日、日本の法輪功学習者が京都市内でパレードを行い、中国共産党による法輪功への迫害に抗議した(白露/大紀元)

 

観覧者の声「真・善・忍は絶対に重要」

米国から観光に来たRufino Ramirezさんは、真・善・忍の理念について「真実、思いやり、寛容は良いことで、絶対に重要だと思います」と語った。米国でも物事が逆行しているように感じられ、互いにもっと思いやりを持つ必要があるため、現代社会にとってとても大切だという。

米国から観光に来たRufino Ramirezさんと息子のBenjaminくん(清川茜/大紀元)

迫害を伝えるパレードについては、「とても重要だと思います。皆が集まって一緒に行進するのは素晴らしいことです」と評価した。米国でも言論の自由が謳われているものの、自分の信条を共有するのが難しいと感じることがあるといい、こうした発信の意義を強調した。音楽については「良かったです」と述べ、息子のBenjaminくんもとても興奮して喜んでいたと話した。

パレードを見守っていたカナダ出身のKarinさんは、行進する人々の姿に涙をこらえるのが大変だったと語った。祖父が中国出身で、学習者が中国で直面している苦難を理解しているからだという。

カナダ出身で、日本で小学校教師を務めているKarinさん(清川茜/大紀元)
 

「人々が街を自由に歩き、人間性にとって不可欠なものを実践できている姿を見て、とても感動しています」

武道の指導にも携わるKarinさんは、街頭で迫害の事実を伝える活動について、話をした人の多くが中国での迫害を知らなかったと振り返り、「中国は大きく豊かな国ですが、国内で多くのグループが激しい迫害を受けている事実は世界に示されていません」と指摘した。

そのうえで、もっと多くの人が知るべきであり、法輪大法は素晴らしい実践なので世界中で共有されるべきだと訴えた。音楽については、妻がユーフォニアムを演奏し、自身もマーチングバンドに所属していたことから、ちょうどその話をしていたと語った。

9月21日、日本の法輪功学習者が京都市内でパレードを行い、中国共産党による法輪功への迫害に抗議した(白露/大紀元)
9月21日、日本の法輪功学習者が京都市内でパレードを行い、中国共産党による法輪功への迫害に抗議した(白露/大紀元)

会社員の弘さんは、法輪功への迫害が27年間続いていることを聞いて、「中国共産党は野蛮ですね」と批判した。海外で真相を伝える活動には「正しいと思います。外国でこうした活動を行い、国際世論を味方につけるしかありません」と支持を示し、無実の人への迫害を「狂気の沙汰としか言いようがない」と非難した。真・善・忍の信念が現代社会にとって重要かという問いには、「当たっていると思います」と答えた。

インドネシアから訪れたBudhiさんは、法輪功学習者の友人がおり、「真・善・忍」の理念が好きだと話した。「体の健康やメンタルヘルスに良いだけでなく、今の世界全体にとって非常に良いことです」と語った。

インドネシアの観光客Budhiさん(清川茜/大紀元)

天国楽団の演奏に「圧倒された」「かっこいい」

中国人観光客の李さんは、天国楽団の演奏を初めて鑑賞し、「圧倒されました。感動しました」と話した。より多くの中国人が迫害の事実を知ることが大切だとして、「頑張ってください」と声援を送った。真・善・忍の理念については「とても良いと思います」と語った。

9月21日、日本各地から集まった法輪功学習者が、京都でパレードを行い、中国共産党による法輪功への迫害に抗議した(白露/大紀元)

吹奏楽が好きだという中学生の田中さんは、演奏を「かっこいい」と話した。

中国で母親が拘束 参加者・張さんの訴え

一方、パレードに参加した学習者の中には、中国にいる家族が拘束されている人もいた。

張麗玲さんは、70歳を超える母親の邱秀萍さんが中国広東省汕頭市(スワトウ し / さんとうし)で警察に拘束されているとして、早期の釈放を訴えた。張さんによると、警察は2026年7月28日、法輪功に関する資料を配布したとして邱さんを連行した。邱さんは現在、汕頭市の留置場に拘束されており、拘束期間は50日を超えた。これまで家族との面会は認められていないという。

張麗玲さんは、70歳を超える母親の邱秀萍さんが中国広東省汕頭市で警察に拘束されているとして、早期の釈放を訴えた(明慧ネット)

邱さんは修煉(法輪功の実践)を始める前、原因不明のめまいや嘔吐に長年悩まされ、背中にも古傷を抱えていた。多くの医師の診察を受け、薬も服用したが改善しなかった。しかし、法輪功を始めて約1年後にはこうした症状が消え、体調だけでなく精神面にも大きな変化があったという。張さんによると、近所の住民や親戚、友人も母親の人柄や生き方を高く評価している。

張さんは、高齢の母親の健康状態を強く案じている。

「母は私たち家族の精神的な支えです。善良で働き者で、『真・善・忍』に従って良い人であろうとしてきただけです」

張さんによると、現地の「610弁公室」(法輪功などの気功団体や特定の宗教団体を取り締まるため、中国共産党が1999年6月10日に設立した超法規的な組織)は、張さんが海外で母親の状況を発信していることを把握し、中国国内の家族を通じて圧力をかけているという。

張さんが京都での活動に参加したのは、中国国内の学習者が置かれている状況を国際社会に知ってほしいからだ。

「母を直ちに釈放し、自由を返してほしい。日本政府や多くの人々に、母と同じ状況に置かれている中国の法輪功学習者に関心を持ってほしいのです」

張さんは、離れ離れになった家族が再会できること、そして学習者が自由に信仰を実践できる環境が生まれることを願っている。中国の公安当局に対しても、法輪功への理解を深めるよう訴えた。

「法輪功は『真・善・忍』を大切にし、人に善良であることを教えています。母を拘束する前に、まず私たちが何を信じ、どのように生きているのかを知ってほしいのです」。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。
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