ブランチ米司法長官は、大紀元時報のインタビューで、中国共産党(中共)による越境弾圧への対応を「最優先事項」と位置づけ、こうした行為が止まるまで、政府機関が持つあらゆる手段を活用して関係者の捜査・訴追を続ける方針を示した。
ブランチ氏は、英語大紀元の番組「米国思想リーダー」で、シニア編集者ヤン・イェキエレク氏のインタビューに応じた。
「これはわれわれにとって最優先事項だ。当然そうあるべきだ」
ブランチ氏によると、司法省は過去1年間、中共による越境弾圧に関連する複数の事件で関係者を起訴しており、中国の反体制派に対する暴力事件も含まれるという。
「ニューヨーク東部地区連邦検察局は複数の事件で起訴している。カリフォルニアの連邦検察当局も同様だ」
米議会が最近公表した報告書は、中共が海外の反体制派を対象に、暴力、オンライン上の嫌がらせ、脅迫、検閲、法的手段を利用した圧力などを通じて、越境弾圧を行っていると指摘した。
FBIの調査関係者、ロマン・ロジャフスキー氏は、最近の2件の事件について、中共が米国内で行う越境弾圧の実例だと指摘した。
その一つが、カリフォルニア州の不動産仲介業者、張婉瑩容疑者をめぐる事件だ。張は、台湾の頼清徳総統の息子を監視していた疑いがあり、外国代理人として登録せず活動した容疑でロサンゼルスで逮捕された。
もう一つは、ニューヨーク・ブロンクス在住の盧建旺容疑者をめぐる事件である。盧は、中共公安当局のためにニューヨークで秘密警察署を運営したとして、同じく未登録の外国代理人として活動した罪で有罪となった。
盧はまた、中共党内で法輪功への弾圧を担当してきた「610弁公室」の元責任者と接触していたことをFBIに認めた。
ブランチ氏は「これは複雑な問題だ。背後にある動機を理解する必要があるだけでなく、問題を完全に封じ込めるのも容易ではない。一件を摘発しても、次々と別の案件が出てくる。まさにそのために私たちがいる。FBIと司法省も、そのために存在している」と述べた。
近年、神韻芸術団には、虚偽の爆破予告や銃乱射予告が相次いでいるほか、公演関係車両への破壊行為や、アーティストらの家族に対する脅迫も起きている。
中共はさらに、米国の一部主要メディアやSNSを通じて大量の偽情報を拡散し、根拠のない訴訟を起こすことで、神韻を封じようとしている。
こうした状況を受け、米政府に対し、関係機関が連携して法輪功や神韻芸術団を対象とする中共の越境弾圧への捜査・取り締まりを強化するよう求める声が上がっている。
ブランチ氏は「中共による越境弾圧は以前から続いており、今も起きている。中共がSNSという強力な手段を使って人に不法な圧力をかけたり、個人に報酬を支払って抑圧や嫌がらせ、さらには暴力を行わせようとしたりする。極めて深刻な問題だ」と述べた。
さらに、中共による越境弾圧が続く限り、司法省は「捜査と訴追を続ける」と表明した。
「これは刑事事件として逮捕し、容疑者に手錠をかけるだけではない。財務省や、われわれが持つほかの手段も活用して、こうした行為を阻止していく」。
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